講演情報
[9a-E214-1]量子エネルギー変換現象における変換効率の定量化に向けた検討
〇河口 範明1、西川 晃弘1、加藤 匠1、中内 大介1、柳田 健之1 (1.奈良先端大)
キーワード:
シンチレーション、熱蛍光
それ以上分割不可能な最小単位を意味する量子は、例えば光を粒子として取り扱った場合の光子に相当する。高エネルギー光子、電子、中性子などに指向性を持たせたものは量子ビームと呼ばれ、物質に照射した場合、吸収した量子のエネルギーが異なる形態に変換されることになる。応用物理学会量子エネルギー変換研究会では、このエネルギー変換(量子エネルギー変換)の素過程の理解の深化につながる研究を取り扱っている。そのような研究の一環として放射線誘起による即時発光であるシンチレーションと遅発発光である熱蛍光の強度を比較検討する研究が行われているが、これまでは単純な相対強度比較しか実施されておらず、定量的な評価の実現に向けては課題が多い。本研究ではX線照射下のシンチレーションとX線照射後の熱蛍光を可能な限り近い条件で評価できる測定系を構築して、定量化に向けた課題について考察した。
