講演情報

[9p-C310-11]光電子ホログラフィによるFe3O4薄膜の局所構造解析およびTrimeron構造へのTi置換効果

〇山原 弘靖1、徳原 圭祐2、川合 功一2、井出 徹志2、坂本 和輝2、Md Shamim Sarker1、関 宗俊1、橋本 由介2、松下 智裕2、田畑 仁1 (1.東大院工、2.奈良先端大)

キーワード:

光電子ホログラフィ、マグネタイト Fe3O4、スピングラス

Fe3O4ではVerwey転移に伴いTrimeronと呼ばれるFe原子の局所的な電子・格子複合体が形成され、高温でも短距離秩序の存在が示唆されている。本研究では、Fe3O4およびTi置換Fe3−xTixO4薄膜に対し、価数選択性を有する光電子ホログラフィを用いて局所原子構造を解析した。その結果、Fe2+(Oct)を基準とした差分解析からFe原子の局所変位が観測され、Trimeronに由来する局所歪みを反映している可能性が示された。また、Ti置換では八面体サイトの局所秩序の低下が示唆され、スピングラス挙動との関連が考えられた。