講演情報

[I-15-19]牛を用いたヒマワリ粕の飼料特性評価

*劉 春艶1、浅野 早苗1、石井 菜絵1、樫村 拓磨1、新美 圭汰1、野溝 拓也1、弘田 伸篤1、沼田 洋一1、梶川 博1、高橋 慶2 (1. 日本大学院生物資源科学研究科 、2. 環境テクシス)
【目的】日本では牛用飼料として利用する機会が少ないヒマワリ粕の牛に対する採食性、栄養価、蛋白質利用効率およびルーメン発酵や血液性状に及ぼす効果を、アルファルファおよび大豆粕と比較検討した。【方法】ホルスタイン非泌乳雌牛4頭を用いて、慣用飼料にアルファルファ(ヘイキューブ)、大豆粕もしくはヒマワリ粕を添加した3区を設けて、全糞尿採取法による消化・窒素出納試験を行った。各区ともエネルギー維持量で、乾物中CPを12.5%、NDFを40%になるように設定し、朝夕の2回に分けて給与した。本試験5日目と7日目にルーメン内溶液・血液を採取して分析した。【結果】どの区も飼料給与後30分以内に完食した。希土類をマーカーにして推定したルーメン通過速度は、ヒマワリ粕でアルファルファや大豆粕より高い値を示した。しかしアルファルファ区、大豆粕区、ヒマワリ粕区それぞれTDNおよびCP消化率が66、67、68および68、68、71%と差は見られず、窒素出納やルーメン内特性に関しても3区間に有意差は見られなかった。血液成分ではAST、ALTに差は見られなかったが、ケトン体(アセト酢酸およびヒドロキシ酪酸)ではヒマワリ粕区が他区より低い値を示した。酸化ストレスマーカーである飼料中FRAPはヒマワリ粕でアルファルファや大豆粕より高い値を示したが、血中FRAP およびMDAでは3区間に有意差は見られなかった。