講演情報

[II-19-02]乳用子牛における抗体の延長給与が血中代謝産物およびホルモン濃度に及ぼす影響

*富澤 開1、佐藤 瞳1、目黒 華澄1、中村 楽人2、泉 賢一2、福森 理加1、千里 今日子1、及川 伸1 (1. 酪農大獣医、2. 酪農大循環農)
【目的】本研究では抗体の延長給与が血中代謝産物およびホルモン濃度に及ぼす影響を評価した。【方法】ホルスタイン種子牛16頭を供試した。出生後24時間以内に全頭、人工初乳を同量給与したのち、抗体含量の異なる3種の代用乳区[対照区、中濃度(M)区、高濃度(H)区]に5〜6頭配置し一定期間給与し、その後、全処理区で9週齢まで同様の飼養管理を行った。離乳は56日齢で行った【結果】血中BHBA濃度は離乳後の66日齢においてH区が対照区と比較して高い値を示した。49日齢において、血中総タンパク濃度はH区が対照区と比べ、アルブミンはH区とM区が対照区と比べ、コレステロールはM区が対照区と比べて高い値を示した。血中GLP-1濃度は5日齢においてH区が他2区と比較して高かったが、56日齢においてはM区がH区比較して高値を示した。IGF-1は28日齢から全ての処理区で上昇し始め、42日齢において対照区がM区と比較して高い値を示したが、その後は徐々に処理区間の差がなくなった。以上から、抗体の延長給与を行うと離乳移行期の栄養状態を改善させることが示唆された。