大会長挨拶

大会長 笠原 政志(国際武道大学)
この度、第15回日本アスレティックトレーニング学会学術大会を、2026年6月27日(土)・28日(日)の2日間にわたり、幕張メッセ国際会議場(千葉県千葉市)にて開催する運びとなりました。
本大会のテーマは
「アスレティックトレーニングの社会知 〜形式知と実践知の融合による社会実装〜」です。
アスレティックトレーニング学は、理論・研究結果として蓄積される“形式知”と、現場での経験・観察により磨かれる“実践知”が有機的に統合されることで、その真価が発揮される学問領域です。これらの知を往還させながら臨床・教育・研究へ還元していくことは、スポーツ現場のみならず、医療、地域、産業など多様な社会領域において、健康とパフォーマンスを支える基盤となります。
本大会で掲げる「社会知」とは、形式知と実践知を土台に、各スポーツ現場の文脈や多様なステークホルダーとの協働から生まれ、スポーツ現場・医療・地域などへ“社会実装”されていく共創的な知を指します。これは、単なる情報処理や学術知見の集積だけでは創出できない、人間同士の対話・共感・関係性によって育まれる知であり、AI時代においては、多様な知と人間性をいかに統合し、実践へと橋渡ししていく姿勢がより求められます。
アスレティックトレーナーをはじめとする専門職は、スポーツ現場の枠を越えて、社会の課題解決に貢献する職能としての期待が一層高まっています。本大会では、研究者・臨床家・教育者が一堂に会し、アスレティックトレーニング学が社会に実装されていく未来を共に描くことになることを願っています。
大会プログラム(シンポジウム、教育講演、学術ワークショップ、クリニカルワークショップ、市民公開講座)では、形式知と実践知の両側面から社会実装へつながる多彩な内容を企画しています。また、本大会は来場・オンデマンドを併用したハイブリッド形式にて実施し、全国から幅広い参加を得られる環境を整えております。
本大会が、皆様にとって新たな気づきや学び、そして志を同じくする仲間との出会いをもたらし、その成果が皆様の実践につながることを心より願っております。アスレティックトレーニング学の未来をともに創り上げる場として、皆様とお会いできますことを楽しみにしております。
(2025年12月26日)
