第24回応用力学シンポジウム

第24回応用力学シンポジウム

2021年5月14日〜5月15日オンライン開催
公益社団法人土木学会 応用力学委員会
第24回応用力学シンポジウム

第24回応用力学シンポジウム

2021年5月14日〜5月15日オンライン開催

[S02D-01]連続体損傷と離散ひび割れのエネルギー等価性に基づく遷移モデル

*三浦 弘慈1、鈴木 峻1、森口 周二1、寺田 賢二郎1(1. 東北大学)

キーワード:

等方損傷モデル、離散ひび割れモデル、結合力モデル、表面力-開口変位関係、破壊エネルギー、等価ひずみ

コンクリートのき裂の発生から進展を損傷モデルで表現し,破壊に伴うエネルギーが等価になるように離散ひび割れモデルに遷移させ最終的な崩壊挙動を再現するためのモデル間遷移理論を提案する.具体的には,破壊力学に基づく損傷モデルと破壊に伴うエネルギー散逸量が一致するように結合力モデルのパラメータを決定する定式化を行なう.そして,いくつかの検証例題を用いて,提案手法が損傷モデルのエネルギー,力のつり合い,ひび割れ幅をシームレスに離散ひび割れモデルに遷移できること,そしてそれらはメッシュサイズ・閾値依存性が十分に小さく,複雑な破壊に対しても十分な精度で解析できることを例証する.