セッション詳細

認知症CPC

2026年11月15日(日) 8:50 〜 10:30
第4会場(つくば国際会議場 2F 中会議室201)
座長:齊藤 祐子(東京都健康長寿医療センター神経病理(高齢者ブレインバンク))
   他田 真理(新潟大学脳研究所脳資源科学分野・病理学分野)

認知症の背景病理の最終確定診断は、現在においてもなお剖検病理診断に依拠している。本CPCでは、病態の大きく異なる希少疾患を2施設から1例ずつ呈示する。いずれも長期の臨床経過を有しており、神経・精神症状の推移と各種バイオマーカーの変化について、剖検の承諾を得た症例を対象に、病理所見と対比しながら詳細に検討する。
本来、実臨床においてはcommon diseaseへの対応が中心となるが、鑑別診断に挙がらない疾患は診断に至り得ないという側面も重要である。本企画では、稀少疾患を通じて診断過程を振り返ることにより、臨床医に求められる思考の柔軟性を再認識するとともに、日常診療への示唆を得ることを目的とする。各症例について参加者とともに多角的に考察を深めたい。

【症例1】
ヒトの顔が分からず,本人自覚のない尿便失禁を特徴とし,緩徐進行性認知機能障害を示した,75 歳発症,89 歳死亡の男性例
臨床担当:鈴木 杏菜(東京都健康長寿医療センター脳神経内科)
病理担当:松原 知康(東京都健康長寿医療センター神経病理(高齢者ブレインバンク)/広島大学脳神経内科)
ディスカッサント:足立 正(鳥取大学神経病理学分野)

【症例2】
振戦を伴い,一過性脳虚血発作様症状を繰り返しながら認知機能障害が進行した1 例
臨床担当:黒羽 泰子(国立病院機構西新潟中央病院脳神経内科)
病理担当:井上 穣・清水 宏 (新潟大学脳研究所病理学分野/新潟大学ひと脳研究資源イニシアチブ推進センターChBRI)
ディスカッサント:福島 隆男(新潟県立新発田病院脳神経内科)