セッション詳細
シンポジウム11
「認知症支援におけるDEI:集団の壁と個の尊重をめぐる4つの視点」
2026年11月13日(金) 13:05 〜 14:45
第5会場(つくば国際会議場 2F 中会議室202)
座長:東 晋二(東京医科大学茨城医療センターメンタルヘルス科)
羽田 沙緒里(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
羽田 沙緒里(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
【概要】ダイバーシティ推進委員会では、学会員のDEIに対する認知向上を図るとともに、診療のあらゆる局面におけるその必要性を提示すべく、本シンポジウムで独自のフレームワークを採用することとしました。具体的には、『本人』と『専門職』という対象軸に、『集団としての属性』と『集団内の一個人の属性』という属性軸を交差させた『2×2のマトリックス』による4演題から、診療現場の課題を網羅的に紐解きます。『認知症の人×集団の壁』におけるDEIとして、認知症の人が、支援されるだけではない、一市民として社会に参加するために必要なDEIを話していただきます。『認知症の人×個の尊重』におけるDEIとして、認知症の人の多様な背景を踏まえた個別最適化の暮らしの構築に必要なDEIを話していただきます。『専門職×集団の壁』におけるDEIとして、認知症の人や家族に対する専門職者の脱・パターナリズムの実践的な取り組みに必要なDEIを話していただきます。『専門職×個の尊重』におけるDEIとして、医学的知見を絶対とするバイアスを排し、多職種の専門知識が対等に統合するチームの形成に必要なDEIを話していただきます。このように、DEIの構造における各演題の立ち位置を明確化することで、演者と聴衆が共通の思考基盤に立ち、DEIの本質的な課題に鋭くフォーカスすることが可能となります。本シンポジウムを通じて、認知症医療におけるDEIへの理解を、概念の習得から実践への指針へと深化させることを期待しています。
[SY11-1]認知症の人が社会参加するために必要なもの
小原 知之 (九州大学大学院医学研究院精神病態医学)
[SY11-2]認知症の人の暮らしとDEI ―「認知症観」から考える個の尊重―
笠貫 浩史 (聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室)
[SY11-3]「まずご本人にお伺いしても良いですか」から始まる認知症診療
北村 ゆり (医療法人鳴子会菜の花診療所)
[SY11-4]認知症当事者から学ぶインクルーシブなまちづくり
党 一浩1,2 (1.株式会社メディヴァ, 2.福岡市認知症フレンドリーセンター)
