《参加者の皆様へ》併設コース
J-CIMELS(Japan Council for Implementation of Maternal Emergency Life-Saving System)は2015年に設立され、我が国の妊産婦死亡の一段の低下を目指して活動しています。あらゆる職種の周産期医療関係者に標準的な母体救命法を普及させることを目的として、母体救命システム普及のための講習会の企画・運営を最重要活動と位置付けています。妊産婦死亡についての情報は、「母体安全への提言」(webに掲載)に母体救命のための提言が示され、妊産婦死亡に関する統計も毎年更新されています。
午前には救急外来で働く医師や、救急室専従看護師、病院勤務の救急救命士を対象とした救急科向けベーシックコースを開催します。産婦人科スタッフがいない状況で、救急室に妊産婦が来院した時に、何を注意すべきか、どのような情報を産婦人科スタッフに伝えるか、そして産婦人科スタッフが来るまでの間どのように初期対応を行うか、について、講義、スキル実習、シナリオ実習を交えて約4時間のパッケージを組んだものです。
また、午後には主に救急救命士や救急隊員を対象としたプレホスピタル版ベーシックコースを開催します。令和5年3月30日に発出された救急活動プロトコルについての通知(https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/20230330_kyuuki_01.pdf)の中でも、子宮左方移動や妊婦の心肺蘇生などに習熟することが記載されました。産婦人科不在の状況で妊産婦の救急診療を行う場面での手技や現場活動に習熟し、より多くの母体救命につなげていくことを目標とします。こちらも講義、スキル実習、シナリオ実習を交えて約4時間のパッケージになります。
開催日時 | 2024年7月18日(木) ★救急科向けベーシックコース 10:00 〜 13:45 ★プレホスピタル版ベーシックコース 14:15 〜 18:00 |
会場 | カクイックス交流センター 4階 中研修室3(第7会場) |
受講料 | 各コース10,000円 |
コースアジェンダ:
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問合せ先: J-CIMELS事務局 jcimels@gmail.com

第27回日本臨床救急医学会・学術集会に併設し、救急隊員を対象とした小児病院前救護トレーニングコースを開催いたします。
多数の救急隊員の方にご参加いただけますようご案内いたします。
PEMECは2017年に開発されコースをスタートしました。本コースでは、外傷や心停止を除く疾病を中心とした急病傷病者に対する病院前での観察・評価を標準化することを目的としています。
PEMECでは、病院前救護活動を7つのStepに分けています。生理学的微候の異常や緊急度の高い疾病を疑わせる症候を認め、内因性ロード&ゴーを宣言する必要のある傷病者を見抜く力、迅速な対応力を1日の模擬活動を通じて養っていただきます。
受講対象条件は、救急救命士以外に医師・看護師・消防職員・海上保安官・救急隊に準じた活動を行う業務に従事する者であること、またそれらの養成校の最終学年生であることです。
開催日時 | 2024年7月20日(土)9:00 〜 16:00 |
会場 | カクイックス交流センター 4階 大研修室4(第4会場) |
主催 | 日本臨床救急医学会 PEMEC企画運営小委員会 |
時間 | 分 | プログラム |
8:45 〜 8:55 | 10 | 受講者受付 |
9:00 〜 9:10 | 10 | オリエンテーション |
9:10 〜 9:40 | 30 | 講義(PEMEC) |
9:40 〜 10:10 | 30 | デモ解説1・2 |
10:10 〜 10:20 | 10 | 休憩 |
10:20 〜 10:50 | 30 | 模擬活動練習 |
10:50 〜 11:20 | 30 | 模擬活動1 |
11:20 〜 12:10 | 50 | 昼食 |
12:10 〜 12:40 | 30 | 模擬活動2 |
12:40 〜 13:10 | 30 | 模擬活動3 |
13:10 〜 13:20 | 10 | 休憩 |
13:20 〜 13:50 | 30 | 模擬活動4 |
13:50 〜 14:20 | 30 | 模擬活動5 |
14:20 〜 14:30 | 10 | 休憩 |
14:30 〜 15:00 | 30 | 模擬活動6 |
15:00 〜 15:10 | 10 | 移動 |
15:10 〜 15:40 | 30 | ポストテスト |
15:40 〜 16:00 | 20 | クロージング |
民間救命士、民間MC 医師認定制度とは
救急救命士が現場で実施する観察・判断・処置は年々拡大と高度化を続けており、すべての救急救命士は所属や業務に関らず、それに相応する知識と技能の具備を求められており、当認定機構は民間救命士の認定・更新制度を構築し救急救命士の質の担保をめざす。
また、民間救命士を利活用する際、民間MC 医師による指示指導・助言体制の確保と、事後検証や活動プロトコルの策定、継続教育の実施などの体制のもとに救急救命処置が実施されることが望ましい。当認定機構は民間MC 医師の指示指導・検証といった民間メディカルコントロール体制を構築するだけでなく、多彩な環境での活動など、病院前の状況を十分に理解した民間MC 医師を認定し、民間救命士の適正な活動環境の構築を目指す。
開催日時 | 2024年7月18日(木)9:30 〜 13:30 |
会場 | 宝山ホール 3階 第5会議室(第11会場) |
主催 | 一般社団法人 民間救命士統括体制認定機構 救急救命士研修・認定・更新委員会 |
受講料 | 10,000 円 |
時間 | 分 | 内容 |
会場準備 | ||
9:30 | 受付開始 | |
10:00~10:05 | 0:05 | 主催者挨拶 |
10:05~10:35 | 0:30 | 講義1【民間救命士による院内・外における飛躍〜少子高齢化の近未来〜】 |
10:35~11:35 | 1:00 | 講義2【民間救命士におけるMC 体制とMC 医師の役割】 |
11:35~11:45 | 0:10 | 休憩 |
11:45~12:15 | 0:30 | 講義3【救急救命士法について】 |
12:15~12:45 | 0:30 | 講義4【救急救命処置の実施】 |
12:45~12:55 | 0:10 | 休憩 |
12:55~13:25 | 0:30 | 講義5【民間救命士の活動の実際】 |
13:25~13:30 | 0:05 | 民間救命士の申請方法についての説明と質疑応答(アンケートの案内) |
13:30 |
<お問い合わせ> 一般社団法人 民間救命士統括体制認定機構 事務局
jimukyoku@abpmo.jp
◎早川 達也1,2
1 JPTEC協議会セミナー部会、2 聖隷三方原病院高度救命救急センター
まず、ポストコロナを見据えての座談会を開催し、地方指定組織の課題を共有しつつ、今後の活動展開について議論したい。
続いて、現時点の学術部会での検討事項を紹介し、今後、JPTECとして、病院前での外傷対応についての課題について提示したい。
開催日時 | 2024年7月18日(木)13:00 〜 16:00 |
会場 | 宝山ホール 1階 メインホール(第8会場) |
主催 | JPTEC協議会セミナー部会 |
◎日本救急医学会ICLS コース企画運営委員会 委員長 畑田 剛1
1 桑名市総合医療センター救急科
日本救急医学会認定ICLS(二次救命処置)コースは20年以上の歴史がある中でひとつの転換期を迎えている。特に近年の新型コロナウイルス感染症の流行は、人類にとって、そして蘇生教育にとって幾多のことを我々に考えさせ、経験させた。デジタル技術の普及、オンライン教育や遠隔学習が進化し、教育のアクセスや柔軟性が向上した一方、その課題も存在する。そして改めて、対面での学びや交流は、情報伝達だけでなく、非言語的なコミュニケーションの構築にも重要であることが再認識された。
現在は働き方改革による時間の制約により、蘇生教育やその指導者の養成が後回しにされる可能性がある中、組織内での意識啓発に加え、いかに効率的・効果的な学習プログラムや運営方法を導入し、また、その指導者を養成するかが今問われている。教育の格差や学習環境の不均衡による救命率の差が生じてはならない。
本セミナーでは、コロナ禍や働き方改革への対応の中から得た新たな教訓や発見について、参加者とともに考え共有し、対面での核心的な議論を通じてICLS の新たな未来を創っていけるようなセミナーとしたい。
開催日時 | 2024年7月19日(金)9:20 〜 10:50 |
会場 | 黎明館 2階 講堂(第13会場) |
主催 | 日本救急医学会 ICLSコース企画運営委員会 |
司会(座長):
世良 俊樹 県立広島病院
清水 隆文 手稲渓仁会病院 演者 : 岸本 正文 大阪府立中河内救命救急センター
伊藤 貴康 岐阜大学医学部附属病院 医師育成推進センター
吉川 徹二 蘇生会総合病院 笹本 浩平 名張市立病院 宮道 亮輔 自治医科大学 吉村 有矢 八戸市立市民病院 |
企画概要
RRSを容易に起動させるためには、多くの障壁が存在します。当コースでは、病棟のスタッフが、容易にRRSを起動できるようになるために、実際の症例ベースのハンズオン講習会の形式をとります。RRS起動基準によるRRSの起動、早期警戒スコアを利用したRRSの起動、その他の主治医との軋轢への対応、DNAR患者にRRSが起動された場合の対応などを、起動者、対応者の立場を体験し、ディスカッションしていくコースです。
当コースは臨床救急医学会患者安全検討推進委員会の主催するコースです。本コースの内容を網羅した書籍も学会に合わせて発売予定です。受講生は以下のリンクより申し込みください。参加条件は、当学会参加者(参加費支払い済み)であること、今回の受講生の定員は12 名といたします。
https://ssl.formman.com/t/An09
応募多数の場合は、同施設からの応募人数などを参考に選抜させていただき、受講決定についてお知らせします。
受講前のアンケート、e-learningを事前に受講いただきます。
開催日時 | 2024年7月20日(土)9:00 〜 12:10 |
会場 | カクイックス交流センター 4階 中研修室3(第7会場) |