一般社団法人日本家政学会第74回大会

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2022年5月27日〜5月29日オンライン開催
一般社団法人日本家政学会大会
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2022年5月27日〜5月29日オンライン開催

[2G-01]自分で調理した食事の摂取頻度と健康な食習慣との関連横断研究

〇町田 大輔1、杉浦 友紀2(1.群馬大学、2.玉村町保健センター)

キーワード:

調理、健康、横断研究

目的:自分で調理した食事の摂取頻度と健康な食習慣との関連を明らかにする。 方法:群馬県玉村町で2021年に20~65歳の町民を対象として行われた「健康づくりと食育に関するアンケート調査」の匿名化データを用いた横断研究を実施した。取得した384人分のデータのうち、自分で調理した食事の摂取頻度と基本属性の回答に欠損のなかった368人分のデータを分析対象とした。分析には、自分で調理した食事の摂取頻度(ほぼ毎日/毎日ではない[ref.])を独立変数としたロジスティック回帰モデルを用いた。従属変数は、朝食摂取頻度(毎日食べる/毎日は食べない [ref.])、主食・主菜・副菜のそろった食事摂取頻度(1日2回以上/未満 [ref.])、野菜摂取頻度(1日2回以上/未満 [ref.])とした。調整なし(モデル1)、基本属性調整(モデル2)、基本属性+健康関連要因調整(モデル3)の3つのモデルを作成した。有意水準は5%(両側検定)とした。 結果:モデル1におけるオッズ比(95%信頼区間 [p値])は、朝食摂取頻度で2.3(1.4~3.8 [0.002])、主食・主菜・副菜のそろった食事摂取頻度で2.3(1.5~3.6 [<0.001])、野菜摂取頻度で4.2(2.7~6.6 [<0.001])であった。モデル2およびモデル3においてもほぼ同様であった。 結論:自分で調理した食事の摂取頻度と健康な食習慣との有意な正の関連が確認された。