[3C-01]女子大学生における欠食と栄養素等摂取量,疲労自覚症状等の関連
〇森脇 弘子1、吉川 綾夏1(1.県立広島大学)
キーワード:
女子大学生、欠食、エネルギー・栄養素摂取量、疲労自覚症状
目的 若年層の女性は男性と比較すると疲労自覚症状の訴えが多く,他世代と比較し朝食欠食率が高いと報告されている。そこで本研究では,女子大学生の健康な食生活の実現を目指し,秤量法による朝食欠食の有無,3食いずれかの欠食の有無について各々2群にわけ,栄養素等摂取量と疲労自覚症状等に及ぼす影響について検討することを目的とした。
方法 2016年~2019年,6~7月広島県内のK大学3年生を対象とし,連続する3日間の秤量法による食事調査及び食生活アンケート調査を行った。女子学生130名を分析対象とした。朝食欠食・欠食の有無は各々,欠食回数が1回以上の者を「有群」,0回の者を「無群」とした。疲労自覚症状は青年疲労自覚症状尺度を使用し,「症状あり」を1点,「症状なし」を0点に得点化した。
結果 1.欠食者は,朝食が45名(34.6%),昼食が18名(13.8%),夕食が15名(11.5%)であった。2.エネルギー・栄養素等摂取量27項目中,エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・銅・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1,ビタミンB2等,朝食欠食の有群は21項目,欠食の有群は23項目で無群と比較し,有意に摂取量が少なかった。3.朝食欠食・欠食の有群は無群に比べ,疲労自覚症状得点が高い傾向であった。
今後,朝食欠食・欠食を減らすための環境整備を検討したい。
方法 2016年~2019年,6~7月広島県内のK大学3年生を対象とし,連続する3日間の秤量法による食事調査及び食生活アンケート調査を行った。女子学生130名を分析対象とした。朝食欠食・欠食の有無は各々,欠食回数が1回以上の者を「有群」,0回の者を「無群」とした。疲労自覚症状は青年疲労自覚症状尺度を使用し,「症状あり」を1点,「症状なし」を0点に得点化した。
結果 1.欠食者は,朝食が45名(34.6%),昼食が18名(13.8%),夕食が15名(11.5%)であった。2.エネルギー・栄養素等摂取量27項目中,エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・銅・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1,ビタミンB2等,朝食欠食の有群は21項目,欠食の有群は23項目で無群と比較し,有意に摂取量が少なかった。3.朝食欠食・欠食の有群は無群に比べ,疲労自覚症状得点が高い傾向であった。
今後,朝食欠食・欠食を減らすための環境整備を検討したい。