[3E-05]新型コロナウィルス感染症予防対策下での繊維製品による熱中症予防対策行動
〇深沢 太香子1、傳法谷 郁乃2、張 静風3、薩本 弥生4、西原 直枝5(1.京都教育大、2.神奈川大、3.旭化成、4.横浜国立大、5.聖心女子大)
キーワード:
熱中症、新型コロナウィルス感染症、マスク、夏季
目的 新型コロナウィルス感染症予防対策下での服装や日傘などの繊維製品を利用した熱中症予防対策の実態を明らかとする.
方法 18歳以上を調査対象とし,2021年6月から9月に実施された.調査では,生活の中での熱中症予防行動,昨年の夏に着用したマスク,感染予防を心掛けながらマスクを外しても良いシーン等を問うた.
結果 熱中症の症状把握は望ましいと認識され,実際,その症状をやや把握していた.基本的生活行動の中と暑さ回避による熱中症予防がほぼ行われていたのに対し,情報活用による予防はあまり行われていなかった.暑さ順化トレーニングなどの積極的予防はどちらでもなかった.繊維製品を利用した熱中症対策予防として,熱と水分移動を促す着方がほぼ行われていたものの,(日傘などの)道具を利用する方法はあまり行われていなかった.放射熱授受を低減する着方はどちらでもなかった.使い捨て不織布マスクが最も着用され,他マスクはあまり利用されていなかった.2020年夏は,他者との距離が十分に離れている時にもマスクを外すことをやや否定的に捉えていた.他方,2021年夏は,他者との距離が十分に離れている時にマスクを外すことをやや肯定的に捉えていた.2020・2021年ともに,家族と一緒に過ごす時,距離に依らずマスクを外すことに肯定的であった.これらより,感染予防対策下では,距離だけでなく,家族と他者で,マスク着用行動が異なることが示された.
方法 18歳以上を調査対象とし,2021年6月から9月に実施された.調査では,生活の中での熱中症予防行動,昨年の夏に着用したマスク,感染予防を心掛けながらマスクを外しても良いシーン等を問うた.
結果 熱中症の症状把握は望ましいと認識され,実際,その症状をやや把握していた.基本的生活行動の中と暑さ回避による熱中症予防がほぼ行われていたのに対し,情報活用による予防はあまり行われていなかった.暑さ順化トレーニングなどの積極的予防はどちらでもなかった.繊維製品を利用した熱中症対策予防として,熱と水分移動を促す着方がほぼ行われていたものの,(日傘などの)道具を利用する方法はあまり行われていなかった.放射熱授受を低減する着方はどちらでもなかった.使い捨て不織布マスクが最も着用され,他マスクはあまり利用されていなかった.2020年夏は,他者との距離が十分に離れている時にもマスクを外すことをやや否定的に捉えていた.他方,2021年夏は,他者との距離が十分に離れている時にマスクを外すことをやや肯定的に捉えていた.2020・2021年ともに,家族と一緒に過ごす時,距離に依らずマスクを外すことに肯定的であった.これらより,感染予防対策下では,距離だけでなく,家族と他者で,マスク着用行動が異なることが示された.