大会概要

 

大会テーマ:「地域共創と感性」

 

内閣府が⽰している地⽅創⽣2.0 では、『新しい』⽇本・『楽しい』⽇本を創るために、強い経済と豊かな⽣活環境を基盤とする「多様性の好循環」が必須とされている。それには⼤都市のみならず、地⽅都市を含めた地域社会における、『多様なステークホルダーによる社会創⽣(「地域創⽣」)』が極めて重要な課題となる。そこで成功のカギとなるのは、⽬的や価値そして感性が異なる様々な組織に所属する⼈々が、その地域社会の⽬指すべき姿の実現に向けて、個々の考え⽅だけではなく、相互の意思疎通による「つながり・共感」を重視し、それを基盤として⽣み出される「共創」を⼤切にすることである。北関東最⼤の都市である宇都宮では近年、「ひと」と「まち」をつなぐ交通網である次世代型路⾯電⾞(ライトレール)を開業させ、地域経済の活性化と⽣活の賑わいを加速的に向上させつつあり、先端技術の導⼊によるネットワーク型コンパクトシティ形成を⽬指した地⽅都市のモデルケースとなっている。その⼀⽅で、宇都宮には、歴史的な⽂化の拠点である⽇光や、⻤怒川流域に栄えた養蚕⽂化地域に位置する結城紬産地が近くにあり、⼤⾕⽯を代表とするストーン⽂化、餃⼦やカクテル、ジャズなどの庶⺠に親しまれる⽂化的コンテンツが存在するなど、地域共創につながる多くのリソースに満ち溢れている。また宇都宮⼤学は、地域の「知の拠点」として、地域や社会のニーズに応えるため、未来社会を⾒据えた⼈材育成・研究に取り組んでいる。特に、⼯学部では、強み・特⾊・社会的役割(ミッション)の柱の⼀つとして「感性情報学」を位置づけ、教育課程に学部必修科⽬として「感性科学⼊⾨・⽣命⼈間科学」を配置している。さらに、異分野融合研究の推進として「感性情報科学研究会(UU-KISS)」を全学的に組織し、未来を⾒据えた実績を着実にあげてきている。このような宇都宮の地で、地域の歴史や⽂化を感じてもらうと共に、その現状と成果などを実際に体感していただき、「地域共創と感性」について議論を深め、これからの地域、ひいては⽇本の未来の創造にとって実りある場と時間となれば幸いである。

                              大会実行委員長 ⽯川 智治