セッション詳細
シンポジウム11 職域における高血圧予防のための栄養・保健指導と食環境整備の新たな取り組み
2026年5月29日(金) 15:50 〜 17:50
第3会場
座長: 太田 雅規(福岡女子大学), 由田 克士(大阪公立大学大学院 生活科学研究科 食栄養学分野 公衆栄養学)
わが国の高血圧者は、約4,300万人と推計されている。つまり日本人のおよそ3人に1人が高血圧という状況である。高血圧は重症になるまで自覚症状に乏しく、放置されてしまう場合も多い。心疾患や脳血管疾患など生命に関わる重篤な循環器病のリスクともなるため、その予防・管理を目的とした栄養・保健指導は継続して重要な課題であると言えよう。
従来、職域における高血圧の予防対策としては、特定健康診査等における有所見者を対象とした食事改善(減塩〔減ナトリウム〕)、野菜・果物積極的摂取〔増カリウム〕等)、適正体重の維持(肥満解消)、節酒(飲酒の制限や中止)などに関する個別あるいは集団を対象とした栄養・保健指導(ハイリスクアプローチ)と職域全体に対する情報提供や知識の普及等を目的としたポスター掲示や印刷物の配布等(ポピュレーションアプローチ)が並行して実施されてきた。多くの場合、一連の取り組みには相応の効果があったものと考えられる。
一方で、高血圧と関連が認められる栄養素であるナトリウム(食塩)とカリウムの摂取状況について確認すると、令和6年国民健康・栄養調査における成人1人1日あたりの摂取量と日本人の食事摂取基準(2025年版)に示されている目標量は、食塩相当量として男性10.5gと7.5g、女性8.9gと6.5gと摂取量が目標量を大きく上回っている。同様にカリウムは男性2,252mgと3,000mg以上、女性2,167mgと2,600mg以上であり、逆に摂取量が目標量をかなり下回っている。これらのことから、従来の栄養・保健指導の更なる改善を目途とした新たな取り組みの構築、試行と評価、普及が求められる。
本シンポジウムでは、職域における栄養・食生活に関する新たな取り組みとして、そこに働く人々が特に意識しなくても、自然に望ましい食事内容(栄養素摂取)となるような栄養・保健指導手法(健診現場における取り組みも含む)と食環境整備について、特にナトリウムとカリウムの摂取状況評価(尿ナトカリ比)をキーワードとして、医師、保健師、管理栄養士のシンポジスト計5名から報告を行っていただくことにしている。なお、本シンポジウムは日本産業衛生学会、日本高血圧学会、日本産業衛生学会産業栄養研究会3者による共催シンポジウムとして実施するものである。
従来、職域における高血圧の予防対策としては、特定健康診査等における有所見者を対象とした食事改善(減塩〔減ナトリウム〕)、野菜・果物積極的摂取〔増カリウム〕等)、適正体重の維持(肥満解消)、節酒(飲酒の制限や中止)などに関する個別あるいは集団を対象とした栄養・保健指導(ハイリスクアプローチ)と職域全体に対する情報提供や知識の普及等を目的としたポスター掲示や印刷物の配布等(ポピュレーションアプローチ)が並行して実施されてきた。多くの場合、一連の取り組みには相応の効果があったものと考えられる。
一方で、高血圧と関連が認められる栄養素であるナトリウム(食塩)とカリウムの摂取状況について確認すると、令和6年国民健康・栄養調査における成人1人1日あたりの摂取量と日本人の食事摂取基準(2025年版)に示されている目標量は、食塩相当量として男性10.5gと7.5g、女性8.9gと6.5gと摂取量が目標量を大きく上回っている。同様にカリウムは男性2,252mgと3,000mg以上、女性2,167mgと2,600mg以上であり、逆に摂取量が目標量をかなり下回っている。これらのことから、従来の栄養・保健指導の更なる改善を目途とした新たな取り組みの構築、試行と評価、普及が求められる。
本シンポジウムでは、職域における栄養・食生活に関する新たな取り組みとして、そこに働く人々が特に意識しなくても、自然に望ましい食事内容(栄養素摂取)となるような栄養・保健指導手法(健診現場における取り組みも含む)と食環境整備について、特にナトリウムとカリウムの摂取状況評価(尿ナトカリ比)をキーワードとして、医師、保健師、管理栄養士のシンポジスト計5名から報告を行っていただくことにしている。なお、本シンポジウムは日本産業衛生学会、日本高血圧学会、日本産業衛生学会産業栄養研究会3者による共催シンポジウムとして実施するものである。
