セッション詳細
メインシンポジウム3 運動・飲酒・喫煙・肥満を起点とした生活習慣病予防のエビデンス:あなたは本当にエビデンスを知っていますか?
2026年5月29日(金) 13:40 〜 15:40
第1会場
座長: 佐藤 恭子(大阪公立大学大学院医学研究科産業医学), 林 朝茂(大阪公立大学大学院医学研究科産業医学)
生活習慣病は、がん、循環器疾患、糖尿病など多くの疾患の発症や重症化に関与する重要な健康課題であり、産業保健の分野において中心的なテーマである。健康診断や保健指導、職場環境整備などを通じて、運動、飲酒、喫煙、肥満といった生活習慣への介入が日常的に行われているが、実際の現場では各疾患ごとの危険因子や予防対策が個別に語られることが多い。一方で、生活習慣そのものを起点として、それが多様な疾患の発症にどのような影響を及ぼすのかという視点からエビデンスを体系的に整理する機会は、必ずしも多くない。
本シンポジウムでは、『運動・飲酒・喫煙・肥満を起点とした生活習慣病予防のエビデンス:あなたは本当にエビデンスを知っていますか?』をテーマとし、生活習慣そのものに焦点を当て、それぞれの生活習慣がさまざまな疾患の予防因子あるいは危険因子としてどのように位置づけられているのかを疫学研究の知見に基づいて整理することを目的とする。
運動習慣については、佐藤恭子先生により、職域コホート研究および国内外の疫学研究の成果に基づき、身体活動量や歩行習慣が2型糖尿病、高血圧、循環器疾患、さらにはがんの発症リスク低減とどのように関連するのかが示される。日常生活における身体活動が生活習慣病予防に果たす役割が、実践的視点から提示される。
喫煙については、国立がん研究センターの片野田耕太先生により、日本人におけるがんおよび循環器疾患発症との関連を含めたエビデンスが提示される。喫煙は依然として最大の修正可能リスク因子の一つであり、その健康影響と介入の重要性が改めて示される。
飲酒習慣については、岡村智教先生により、日本人を対象とした大規模疫学研究に基づき、飲酒量と循環器疾患、がん、総死亡との関連が整理される。適量 飲酒の概念や飲酒習慣の評価に内在するバイアス、さらには個別化されたリスク評価の重要性について、蓄積された知見を踏まえて議論される。
肥満については、林朝茂先生により、脂肪分布や内臓脂肪の蓄積を基盤とした代謝異常の観点から、糖尿病、高血圧、脂質異常症、さらにはがんに至る生活習慣病発症の共通基盤としての意義が示される。肥満が複数の疾患にまたがるリスク構造を形成することが、疫学的エビデンスに基づいて整理される。
私たちは日常の保健指導の中でエビデンスに基づく支援という言葉を当然のように用いている。しかし、そのエビデンスをどこまで理解し、どのように現場で活用できているだろうか。本シンポジウムが、生活習慣病予防の科学的根拠を改めて見直し、産業保健実践を一歩深める契機となることを期待したい。
あなたは本当にエビデンスを知っていますか。
本シンポジウムでは、『運動・飲酒・喫煙・肥満を起点とした生活習慣病予防のエビデンス:あなたは本当にエビデンスを知っていますか?』をテーマとし、生活習慣そのものに焦点を当て、それぞれの生活習慣がさまざまな疾患の予防因子あるいは危険因子としてどのように位置づけられているのかを疫学研究の知見に基づいて整理することを目的とする。
運動習慣については、佐藤恭子先生により、職域コホート研究および国内外の疫学研究の成果に基づき、身体活動量や歩行習慣が2型糖尿病、高血圧、循環器疾患、さらにはがんの発症リスク低減とどのように関連するのかが示される。日常生活における身体活動が生活習慣病予防に果たす役割が、実践的視点から提示される。
喫煙については、国立がん研究センターの片野田耕太先生により、日本人におけるがんおよび循環器疾患発症との関連を含めたエビデンスが提示される。喫煙は依然として最大の修正可能リスク因子の一つであり、その健康影響と介入の重要性が改めて示される。
飲酒習慣については、岡村智教先生により、日本人を対象とした大規模疫学研究に基づき、飲酒量と循環器疾患、がん、総死亡との関連が整理される。適量 飲酒の概念や飲酒習慣の評価に内在するバイアス、さらには個別化されたリスク評価の重要性について、蓄積された知見を踏まえて議論される。
肥満については、林朝茂先生により、脂肪分布や内臓脂肪の蓄積を基盤とした代謝異常の観点から、糖尿病、高血圧、脂質異常症、さらにはがんに至る生活習慣病発症の共通基盤としての意義が示される。肥満が複数の疾患にまたがるリスク構造を形成することが、疫学的エビデンスに基づいて整理される。
私たちは日常の保健指導の中でエビデンスに基づく支援という言葉を当然のように用いている。しかし、そのエビデンスをどこまで理解し、どのように現場で活用できているだろうか。本シンポジウムが、生活習慣病予防の科学的根拠を改めて見直し、産業保健実践を一歩深める契機となることを期待したい。
あなたは本当にエビデンスを知っていますか。
