講演情報

[I-P01-1-05]学校心臓検診にて心室性期外収縮のために3次検診となった症例の期外収縮の起源とHolter心電図検査所見における傾向について

西川 小百合 (独立行政法人国立病院機構 嬉野医療センター 小児科)
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キーワード:

学校心臓検診、不整脈、心室性期外収縮

現在の日本では、日常生活における生徒たちの心臓イベントの防止のために学校心臓検診は広く行われている。その中には、無症状の不整脈を有する生徒も含まれており、毎年数例が精査目的のために当院の心臓外来を受診する。心室性期外収縮の症例も散見されるが、患児それぞれにおいて期外収縮の所見は異なっている。心室性期外収縮の起源はもとより、Holter心電図のおける頻度(総心拍数における割合:%)や、発生しやすい時間帯の日内変動、その後の経年的な経過などで個々の症例での違いがある。今後も心臓検診にて来院する生徒の予後予測の一助となることを期待し、当院にて2022年1月1日から2024年12月31日までの間にHolter検査を行った37症例(男児 15例 女児 22例)の経時的Holter心電図検査(検査数 140)における、起源、頻度の日内変動、頻度の経年的変化の特徴をデーター収集し傾向について考察した。