講演情報
[II-P03-3-10]小児心臓移植病棟看護師の実践能力を高めるためのレシピエント移植コーディネーターとしての関わり
○小高 知里1, 土屋 美代子1, 高山 志乃2, 飯島 哲子2, 戸田 紘一3, 帆足 孝也4, 鈴木 孝明4 (1.埼玉医科大学国際医療センター 重症心不全・心臓移植センター, 2.埼玉医科大学国際医療センター 看護部, 3.埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科, 4.埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓外科)
キーワード:
心臓移植、レシピエント移植コーディネーター、看護教育
【背景・目的】
当院は2010年7月に11歳以上の心臓移植実施施設として認定を受け、2023年8月には11歳未満の小児心臓移植実施施設としての認定も受けた。小児心臓移植実施に向けて、小児ICU病棟および小児一般病棟の看護師の実践能力を高めるための教育は極めて重要であり、今回、レシピエント移植コーディネーター(以下RTC)としての関わりをもったので報告する。
【対象・方法】
小児ICU及び小児一般病棟の看護師に対して移植時の流れや心臓移植後患者の看護の勉強会を対面で実施した。また、心臓移植手術に係る全ての職種と一連の流れを想定した机上でのシミュレーションを実施した。
【結果】
勉強会を数回設けたが、勤務上参加できない看護師もいたため、動画視聴での受講を実施し、看護師全員が参加できるようにした。環境調整や感染対策、面会方法等のより詳細な動線を確認するために病棟内シミュレーションを行った。その他に看護師の受け持ち体制や調乳方法、食事の提供方法、配薬方法などの再教育が必要であることがわかった。
【考察】
座学だけでなく、病棟内シミュレーションを行ったことで、看護師がイメージをしやすくなり、知識をより深めることができたのではないかと考える。RTCが看護師と深く関りを持つことで、必要な教育を提供することができたのではないかと考える。
【結語】
今回、勉強会と併せてシミュレーションを行ったことで看護師の実践能力を高めることができ、RTCが深く関りをもつことは極めて重要であった。症例によって様々な対策を講じる必要があり、看護師のニーズを明らかにし、より効果的な教育を実施していく必要がある。
当院は2010年7月に11歳以上の心臓移植実施施設として認定を受け、2023年8月には11歳未満の小児心臓移植実施施設としての認定も受けた。小児心臓移植実施に向けて、小児ICU病棟および小児一般病棟の看護師の実践能力を高めるための教育は極めて重要であり、今回、レシピエント移植コーディネーター(以下RTC)としての関わりをもったので報告する。
【対象・方法】
小児ICU及び小児一般病棟の看護師に対して移植時の流れや心臓移植後患者の看護の勉強会を対面で実施した。また、心臓移植手術に係る全ての職種と一連の流れを想定した机上でのシミュレーションを実施した。
【結果】
勉強会を数回設けたが、勤務上参加できない看護師もいたため、動画視聴での受講を実施し、看護師全員が参加できるようにした。環境調整や感染対策、面会方法等のより詳細な動線を確認するために病棟内シミュレーションを行った。その他に看護師の受け持ち体制や調乳方法、食事の提供方法、配薬方法などの再教育が必要であることがわかった。
【考察】
座学だけでなく、病棟内シミュレーションを行ったことで、看護師がイメージをしやすくなり、知識をより深めることができたのではないかと考える。RTCが看護師と深く関りを持つことで、必要な教育を提供することができたのではないかと考える。
【結語】
今回、勉強会と併せてシミュレーションを行ったことで看護師の実践能力を高めることができ、RTCが深く関りをもつことは極めて重要であった。症例によって様々な対策を講じる必要があり、看護師のニーズを明らかにし、より効果的な教育を実施していく必要がある。