講演情報
[III-CPD7-1]働き方改革の中の努力
○倉岡 彩子 (福岡市立こども病院 循環器科)
キーワード:
働き方改革、タスクシフト、労働時間
“医師の働き方改革”での目指す姿は 1.労務管理の徹底・労働時間の短縮により医師の健康を確保する 2.すべての医療専門職それぞれが、自らの能力を活かし、より能動的に対応できるようにする 3.質・安全が確保された医療を持続可能な形で患者に提供するとされている。一定の経験を持った医療従事者の集団であれば、業務改善やタスクシフトなどの効果は大きく、医療水準の維持との両立も目標としやすい。しかし小児循環器科や小児心臓外科などの専門性が高い領域では、医師の経験にばらつきがあり、さらに習熟度を上げるための研修という側面にも対応しなければならない。そこに必要とされる“努力”は、教える側と学ぶ側それぞれが意識すべきであり、共有されるべきである。当院での働き方改革はまだ道半ばであり、今後の課題も含めて提示する。