講演情報
[III-SY8-1]研究のすすめとこれまでの研究資金獲得の経験
○宮川 繁 (大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科)
キーワード:
研究資金、トランスレーショナルリサーチ、循環器
これまで、医学史の中で、先達の医師の絶え間ない努力により、基礎的研究がなされ、そしてそれをもとに臨床応用が行われ、様々な疾患の克服が繰り返されてきた。これは小児循環器学、そして心臓血管外科学においても同様であり、今後も未来を見据えながら絶え間ない研究を行うことは、現在の医学を背負う我々の責務であると思われる。一方で、研究を行い、そしてこれを臨床にトランスレーションするためには、モチベーションや努力のみならず、いかにして研究資金を獲得し、それを効率的に使用し、次の研究につなげていくか重要な課題である。これまで我々は心不全における再生医療技術を開発し、それを臨床につなげてきたが、その原動力は絶え間ない研究資金獲得である。これまで私たちが行ってきた再生医療研究や最近開始した研究を概説するとともに、これまで、いかにして研究資金を獲得してきたのか我々の経験をお話させていただく。