講演情報
[I-OR10-04]ファロー四徴症修復術後のre-PVRが右室機能に及ぼす影響
○永島 利章, 木戸 高志, 川合 祥太, 竹原 貴之, 久呉 洋介, 小森 元貴, 上野 高義, 宮川 繁 (大阪大学 医学部 心臓血管外科)
キーワード:
ファロー四徴症、肺動脈弁置換術、右室機能
【背景】ファロー四徴症(TOF)修復術後の肺動脈弁置換術(PVR)は右室のリバースリモデリングを期待して施行され、その成績は良好である一方、人工弁機能不全により再肺動脈弁置換術(re-PVR)を要する。しかし、re-PVRのタイミングが右室機能にどのように影響するのかは明らかではない。
【目的】TOF修復術後のre-PVRが右室機能に及ぼす影響を検討する。
【方法】2001年から2024年の間に当院でTOF修復術後にPVRを施行した症例は82例。このうち16例が経過中にre-PVRを施行した。re-PVR時にAVRを併施した3例および2025年にre-PVRを施行した2例を除外し、11例を後方視的に検討した。主要評価項目はre-PVR術後1年後の右室内腔面積変化率(RVFAC)、三尖弁輪収縮期移動距離(TAPSE)、右房容積係数(RAVI)とした。連続変数は中央値(IQR)で示した。
【結果】re-PVR施行時の年齢(歳)の中央値は38(32-46)、PVRからre-PVRまでの期間(年)の中央値は10(9-10)であった。初回PVR時の弁種はCEP 10例、INSPIRIS 1例であり、re-PVR時の弁種はCEP 1例、EPIC 4例、INSPIRIS 6例であった。re-PVR術前カテーテル検査(8例)では、右室-肺動脈圧較差(mmHg)の中央値は35(23-47)、右室収縮期圧/左室拡張期圧の中央値は0.55(0.42-0.65)であった。re-PVR術前のRVFAC(%)の中央値は26.3(25.6-35.3)、TAPSE(mm)の中央値は8.2(6.2-12.9)、RAVI(mL/m2)の中央値は40(34.9-47.8)であった。re-PVR術後1年後のRVFAC(%)の中央値は34(32.5-43.4)、TAPSE(mm)の中央値は11.5(9.2-16.2)、RAVI(mL/m2)の中央値は26(14.8-42.4)であった。術前RAVI(mL/m2)が40以上の5例では、re-PVR術後1年後のRVFACは明らかな改善を認めなかった。術前RAVI(mL/m2)が40未満の残り6例は、術前と比べ10%以上のRVFACの改善を認めた。
【結論】TOF根治術後のre-PVRは、術後1年後の右室機能を改善させた。術前のRAVIは、re-PVR後の右室機能改善を予測する指標となりうる可能性がある。
【目的】TOF修復術後のre-PVRが右室機能に及ぼす影響を検討する。
【方法】2001年から2024年の間に当院でTOF修復術後にPVRを施行した症例は82例。このうち16例が経過中にre-PVRを施行した。re-PVR時にAVRを併施した3例および2025年にre-PVRを施行した2例を除外し、11例を後方視的に検討した。主要評価項目はre-PVR術後1年後の右室内腔面積変化率(RVFAC)、三尖弁輪収縮期移動距離(TAPSE)、右房容積係数(RAVI)とした。連続変数は中央値(IQR)で示した。
【結果】re-PVR施行時の年齢(歳)の中央値は38(32-46)、PVRからre-PVRまでの期間(年)の中央値は10(9-10)であった。初回PVR時の弁種はCEP 10例、INSPIRIS 1例であり、re-PVR時の弁種はCEP 1例、EPIC 4例、INSPIRIS 6例であった。re-PVR術前カテーテル検査(8例)では、右室-肺動脈圧較差(mmHg)の中央値は35(23-47)、右室収縮期圧/左室拡張期圧の中央値は0.55(0.42-0.65)であった。re-PVR術前のRVFAC(%)の中央値は26.3(25.6-35.3)、TAPSE(mm)の中央値は8.2(6.2-12.9)、RAVI(mL/m2)の中央値は40(34.9-47.8)であった。re-PVR術後1年後のRVFAC(%)の中央値は34(32.5-43.4)、TAPSE(mm)の中央値は11.5(9.2-16.2)、RAVI(mL/m2)の中央値は26(14.8-42.4)であった。術前RAVI(mL/m2)が40以上の5例では、re-PVR術後1年後のRVFACは明らかな改善を認めなかった。術前RAVI(mL/m2)が40未満の残り6例は、術前と比べ10%以上のRVFACの改善を認めた。
【結論】TOF根治術後のre-PVRは、術後1年後の右室機能を改善させた。術前のRAVIは、re-PVR後の右室機能改善を予測する指標となりうる可能性がある。
