講演情報
[I-OR12-05]乳幼児以降のsmall PDAにpiccoloを管内留置する際のサイズ選択
○阿部 忠朗, 塚田 正範, 藤澤 麻衣, 藤井 裕太, 水流 宏文, 馬場 恵史, 額賀 俊介, 沼野 藤人 (新潟大学 医学部 小児科学教室)
キーワード:
PDA、piccolo、管内留置
【背景】乳幼児以降のsmall PDAにpiccoloを留置する際、デバイス全てを管内留置 (II)あるいは片方discのみ管外留置 (IE)する場合があるが、デバイス長の選択に苦慮することがある。以前、内径2.0/3.1/4.0mmポリ塩化ビニルチューブモデルを用い、piccolo全サイズについてデバイスをチューブ内で圧縮あるいは伸展してII/IE留置し、デバイス長を計測する実験を行いサイジングチャート (SC)を作成した。【目的】SCの妥当性を検討すること。【対象と方法】対象は2020年6月から2025年11月でpiccolo留置した51例中、IIあるいはIE留置した12例(男/女3/9例、年齢中央値8 (0.9 -42)歳、体重中央値27 (8-47)kg、PDA形態は全てtype E、II/IE 9/3例)について、留置後のデバイス長 (pDL)をSCの長さ (sDL)と比較した。sDLはSCのうち、デバイスbody留置部の留置前PDA径に最も近いチューブ内径の長さを採用した。併せてbody/disc留置部径 (bDD/dDD)を同部位の留置前PDA径 (bPDA/dPDA)と比較した。pDL/bDD/dDDはdetach後造影で計測した。12デバイス24discのうち、管内留置かつ計測可能は19discであった。【結果】bPDAは中央値2.2 (1.3-2.8)mmで10例は2.0mm、2例は3.1mm内径チューブsDLと比較した。pDLは中央値7.5 (3.9-11.8)mmでsDLとの合致率は33% (4/12例)で、非合致8例は全て最短sDLより短く、pDL/最短sDLは中央値73 (60-99)%であった。管内留置19discについて、dDD/dPDAは中央値164 (113-300)%拡大、disc径は中央値25 (0-40)%短縮していた。Body留置部PDA径についてbDD/bPDAは中央値126 (113-207%)拡大していた。【結語】Piccoloを管内留置するとデバイスの復元力によりPDA径が拡大し、チューブモデルによる実験値より短くなる。実臨床値から作成したSC、あるいは血管類似の弾性モデルを用いたSCが必要である。
