講演情報
[I-P09-09]JCICレジストリにみる先天性心疾患に対するカテーテル治療に関連したMortality
○富田 英, 喜瀬 広亮 (昭和医科大学病院)
キーワード:
JCICレジストリ、カテーテル治療、死亡
【目的】2018-2022年における手技に関連した死亡について検討すること。【対象と方法】Journal of JCICに公開されている2016-2022年のJCIC-R解析データのうち、電気生理的な手技を除く手技に関連した死亡。【結果】1.2016-2022年に3993-4473/年、計29814セッションのカテーテル治療が報告され、2-10セッション/年、計35セッションで手技に関連した死亡が報告された。2.手技の内訳はBalloon Atrial Septostomy(except Static BAS) 1/1272(死亡/セッション数);Balloon Valvuloplasty(BPV) 3/2503;Balloon Dilation(BD) 12/9494;Stent Implantation(Stent) 10/1001;Coil Embolization(Coil) 3/6421;Device Closure(Device) 5/7623で、各手技のMortalityには有意差を認めた(p<0.00001)。3.各手技の比較ではStentは他のすべての手技に比して有意に死亡リスクが高かった。Stentで死亡があったのは<28日 3;28-1 yr 6;3-15yr 1、対象病変は肺動脈、4;動脈管、肺静脈、心房中隔、右室流出路、大動脈縮窄、体静脈 各1であった。4.BDで死亡を認めたのはIntraatrial septum 3/739;Pulmonary artery(PA) 3/6622;Pulmonary vein(PV) 4/954; Shunt/Conduit 1/1045;Others/unknown 1/134で対象部位により死亡頻度には有意差を認めた(p<0.001)。複数の死亡があった3手技で比較するとIntraatrial septumとPVはPAに比して死亡リスクが高い傾向があった。【考察と結語】検討した期間に、年間4000セッション前後のカテーテル治療が報告されているが、手技に関連した死亡は0.12%とおおむね安全に手技が行われている。手技全体でStentは死亡リスクが高い手技であり、とりわけ乳児期には十分な注意が必要と考えられた。BDはもっとも多く行われていることもあり、死亡が多かった。この中では、Intraatrial septum とPVに対するBDに注意が必要と考えられた。
