講演情報

[I-SY4-2]どう教え、どう伝える?;カテーテル治療を含む小児心臓カテーテルの教育システム

上田 秀明 (神奈川県立こども医療センター循環器内科)
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キーワード:

カテーテル治療、心臓カテーテル検査、JCIC

現状、心臓カテーテル検査における血行動態評価に関する記載は散見されるものの、これらを系統的に扱った実践的な指南書は限られている。またカテーテル治療に関する参考書はさらに限定される。とりわけ、本邦で比較的頻繁に行われる、コイルを用いた側副血行路に対する血管塞栓術であっても、熟練術者の技術や実際の手技を直接学ぶ機会は決して多くない。
一方、海外では学会期間中のライブセッションやWebカンファレンスを通じて、実際の手技に触れる機会が比較的豊富に設けられている。日本先天性心疾患インターベンション学会(JCIC)においても、事前収録ビデオによるセッションなどを通じて手技を学ぶ機会が提供され、技術伝達が図られてきた経緯がある。さらに学会主導で、カテーテル治療成績の安定化を目的とした厳格なレギュレーションの整備や、指導体制の確保を目的としたプロクタリング制度の運用にも注力してきた。
私たちは第36回JCIC学会を主幹する機会を得たが、その際には韓国、台湾、ベトナムの3施設のカテーテル室を結んだ2日間のライブセッションを実施したほか、ハンズオンセミナーの充実を図るなど、これからカテーテル手技を学ぶ若手小児循環器医を意識したプログラム構成を行った。他には企業主導の勉強会や若手医師向け研究会も複数立ち上がってきており、教育体制にはなお課題が残るものの、その克服に向けた取り組みが進められている。
本発表では、こうした現状の問題点と今後の解決策に触れてみたい。