講演情報

[I-THM-7]経済産業省における医療機器産業振興の取組

新部 武人1 (経済産業省)
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キーワード:

医療機器産業ビジョン2024、国際展開、医療ニーズ

経済産業省は、産学官で構成する「医療機器産業ビジョン研究会」において、我が国の医療機器産業が目指すべき方向性や、イノベーション創出・事業化を促進するための施策について検討を進め、2024年3月に「医療機器産業ビジョン2024」を策定した。また、2025年には「イノベーション創出及び事業化支援戦略」を取りまとめ、スタートアップを含む多様な主体が新たな医療機器を創出しやすい環境整備や、国内外を見据えた市場形成支援等を推進している。
医療機器開発では、医療現場のニーズを出発点とし、臨床的な有用性だけでなく、事業化、量産、販路、保守、海外展開までを見据えた検討が必要となる。特に日本の医療機器スタートアップは、臨床評価・実証の場の確保、資金調達、医療機関や大手企業との連携、人材・ネットワーク形成等に課題を抱えることが多く、こうした課題に対し、経済産業省では関係機関と連携しながら、医療機器エコシステム全体の競争力向上に向けた取組を進めている。医療機器産業ビジョン2024においても、スタートアップ支援や国際展開の推進は重要な方向性として位置付けられている。
小児・希少疾患領域の医療機器については、症例数や市場規模等の面から、事業化や市場形成に難しさがある。一方で、医療上の必要性がある製品を社会実装していくためには、国内市場だけで完結させるのではなく、海外展開も含めた事業戦略、実証・評価体制、学会・医療機関・企業・行政の連携の在り方等について、多面的な検討が必要になると考えられる。
本発表では、医療機器産業ビジョン等を踏まえ、小児医療機器を含む医療ニーズの高い領域における医療機器開発や市場形成について、産業振興の観点から関連施策や課題認識を共有し、ディスカッションにおける議論の一助としたい。