講演情報

[I-THM-8]希少疾患に対するイノベーティブな医療機器の導入に関して:市場規模の観点等から

坪田 明子 (ヴォーパル・テクノロジーズ株式会社)
PDFダウンロードPDFダウンロード

キーワード:

希少疾患、イノベーション、市場規模

医療機器産業は多くの国で重要な成長産業の一つであり、本邦の医療機器促進法が第三期基本計画を迎えることからもわかるように、期待される産業の一つである。その中で希少疾患、小児先天性疾患向け医療機器市場も成長が見込まれているが、本邦における今後の当該市場展開についての議論に寄与できる多方面からの分析を紹介する。
世界の医療機器産業のCAGRは約6%*1で推移しており、今後も同様またはそれ以上と予測されており*2、一般的な産業全体3.5%*3と比較しても成長産業の位置づけである。
小児向け医療機器市場もCAGR 6%*4、心臓疾患関連機器市場はそのうち33%になると予測されている。
このように成長希望予測や分析がされているものの、小児向け市場特有のバリアーについて、諸所の調査や研究機関等が指摘しているところである。
―IEEEのEngineering Medicine and Biology Society(EMBS)は、多くが成人向けに開発され小児はオフラベル使用されるが、その大きな要因は経済性とリスクと分析
―CobiCure of Advancium Health Networkは、小児向けMedTech市場KOLの76%が、市場に参入する障壁として、投資効果を上げていると報告

‍上述EMBS の報告では、科学と技術はかならず現状をスピード感をもって改善できる。この脆弱なセグメントに対して、投資する使命があると締めくくっている。
本邦においても、“小児治療の医療経済的な価値水準に関する研究*5”において、小児医療の医療費用をさらに手厚くするのを検討することは、 社会経済的に意義があると示唆されたと報告している。
*1 経産省 医療機器産業ビジョン 2024より
*2 Custom Market Insights Medical device market sizeより
*3 Global Growth Insights 世界の産業規模市場規模より
*4 Market Report world Pediatric Medical Device Marketより
*5 小児治療の医療経済的な価値水準に関する研究に関する研究より