講演情報
[II-CPD2-4]育つ側から育てる側へ──役割が変わるとき、人はどう成長するのか
○戸田 紘一 (埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科)
キーワード:
役割移行、リーダーシップ、ジェネレーションギャップ
いつの間にか私は医局のナンバーツーになっていた。2年前までは「下から数えた方が早い」立場で、先輩の背中を追うことで精一杯だったのに、気づけば“追われる側・指導する側”になっていた。若手から「先生、どうしたらいいですか」と問われるたびに、自分が正しい答えを持っているのか、適切に伝えられているのか、不安や苦しさを感じる日々である。
当施設は大学病院でありながら、小児科としては心臓部門と腫瘍部門のみを有する全国的にも稀な環境である(両者は独立し病棟も異なる)。私はその中で、補助人工心臓や心臓移植医療といった高度な専門性と継続性が求められる領域を担当しており、チームの空気やコメディカルとの連携が診療の質に直結する。ゆえに、世代間の価値観の違い、いわゆる“ジェネレーションギャップ”は避けて通れない課題である。
こうした環境の中で、私がこの数年意識してきた言葉がある。 ・「部下のやる気スイッチは上司の背中についている」 ・「配慮はしても遠慮はするな」 ・「頑張るは楽しむに勝てない」 ・「現状維持は衰退である」 ・「悩んだ時は苦しい方を選択する」 といったマインドである。 また、後輩が積極的に取り組み、時に失敗しても「失敗はない、発見である」と伝え、共に前へ進む姿勢を大切にしてきた。もちろん、毎日この通りにできるわけではなく、むしろできない日の方が多い。それでも、これらの言葉に支えられながら少しずつ前に進んできた。
本セッションでは、役割が変わる中で生じた悩みや葛藤、若手とのコミュニケーションで意識している点、責任の重さに伴うプレッシャーとの向き合い方、そして成長につなげるための目標設定について、日常のリアルを共有したい。「患者さん第一」という当たり前を前提に、日常診療への向き合い方、チームづくり、ワークライフバランスまで含め、皆さんとともに議論を深めたい。
当施設は大学病院でありながら、小児科としては心臓部門と腫瘍部門のみを有する全国的にも稀な環境である(両者は独立し病棟も異なる)。私はその中で、補助人工心臓や心臓移植医療といった高度な専門性と継続性が求められる領域を担当しており、チームの空気やコメディカルとの連携が診療の質に直結する。ゆえに、世代間の価値観の違い、いわゆる“ジェネレーションギャップ”は避けて通れない課題である。
こうした環境の中で、私がこの数年意識してきた言葉がある。 ・「部下のやる気スイッチは上司の背中についている」 ・「配慮はしても遠慮はするな」 ・「頑張るは楽しむに勝てない」 ・「現状維持は衰退である」 ・「悩んだ時は苦しい方を選択する」 といったマインドである。 また、後輩が積極的に取り組み、時に失敗しても「失敗はない、発見である」と伝え、共に前へ進む姿勢を大切にしてきた。もちろん、毎日この通りにできるわけではなく、むしろできない日の方が多い。それでも、これらの言葉に支えられながら少しずつ前に進んできた。
本セッションでは、役割が変わる中で生じた悩みや葛藤、若手とのコミュニケーションで意識している点、責任の重さに伴うプレッシャーとの向き合い方、そして成長につなげるための目標設定について、日常のリアルを共有したい。「患者さん第一」という当たり前を前提に、日常診療への向き合い方、チームづくり、ワークライフバランスまで含め、皆さんとともに議論を深めたい。
