講演情報
[III-TPD2-1]小児循環器集中治療医の視点から見た心臓リハビリテーションの実践
○正谷 憲宏 (公益財団法人󠄀 榊原記念財団附属 榊原記念病院 集中治療科)
キーワード:
心臓リハビリテーション、ICU-AW、PICS
心臓リハビリテーション(心リハ)は成人分野に比して小児分野では明確でないことも依然として多い。小児における心リハの対象疾患は心不全と心臓手術後が主体となる。「心リハはできればやった方が良い」という認識は小児循環器領域に関わる多くの医療従事者も抱いているとは思うが、「何を」「どのタイミングで」「どのように」行うかが分からず曖昧な心リハ依頼・導入になることも少なくない。
本講演ではまず心不全と心臓手術後における病態の説明と心リハに期待できることを概説した上で、セッションテーマである心臓手術後の心リハに関しては、近年集中治療領域で重要なトピックとなっているICU-acquired weakness(ICU-AW)やpost-intensive care syndrome(PICS)の最近の知見も概説する。
心リハを必要とする患者に漏れなく実施することは言うまでもなく重要であるが、それらの患者の背景にある心不全症状のコントロールやICU-AW・PICS発症抑制にも着目した心リハ以外の患者管理も重要であるため、敢えて本講演内で警鐘を鳴らしたい。我々はどうしても循環管理に目を向けがちであるが、急性期の鎮静管理の在り方、筋弛緩薬の使い所、栄養管理の在り方などの全身管理の重要性を小児循環器集中治療医の立場からあらためて強調したい。心リハを急性期に導入する際には様々な阻害因子が存在することも多く、リスクや鎮静深度・バイタルサイン目標の共有など医師として急性期の心リハ開始の際に心がけるべき点も説明する。
講演の終盤には、当院の心リハの実際やリハビリテーション回診など、当院の現状についても紹介する。
本講演ではまず心不全と心臓手術後における病態の説明と心リハに期待できることを概説した上で、セッションテーマである心臓手術後の心リハに関しては、近年集中治療領域で重要なトピックとなっているICU-acquired weakness(ICU-AW)やpost-intensive care syndrome(PICS)の最近の知見も概説する。
心リハを必要とする患者に漏れなく実施することは言うまでもなく重要であるが、それらの患者の背景にある心不全症状のコントロールやICU-AW・PICS発症抑制にも着目した心リハ以外の患者管理も重要であるため、敢えて本講演内で警鐘を鳴らしたい。我々はどうしても循環管理に目を向けがちであるが、急性期の鎮静管理の在り方、筋弛緩薬の使い所、栄養管理の在り方などの全身管理の重要性を小児循環器集中治療医の立場からあらためて強調したい。心リハを急性期に導入する際には様々な阻害因子が存在することも多く、リスクや鎮静深度・バイタルサイン目標の共有など医師として急性期の心リハ開始の際に心がけるべき点も説明する。
講演の終盤には、当院の心リハの実際やリハビリテーション回診など、当院の現状についても紹介する。
