講演情報
[09方-ポ-29]大学野球選手におけるバットの選定に関する研究
*登 賢太郎1、前田 正登2 (1. 神戸大学大学院、2. 神戸大学)
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大学硬式野球部に所属する野手103名、および各選手が試合で使用するバットを対象とした。対象者に対してバットを購入する際に重視するバットの項目(計10項目)に加え、試合で使用するバットの満足度をアンケートにより調査した。対象者が使用しているバットの全長、重量、および握り位置を測定するとともに、重心位置を2台の電子天秤を用いて槓桿法により測定した。また慣性モーメントは物理振り子法により重心まわりについて求め、平行軸の定理により握り位置まわりの慣性モーメントを算出した。調査結果より、「とても重視する」もしくは「重視する」と回答した人数が多かったのは、グリップの太さ、重量、長さ、重量バランスおよびグリップエンド部の形状であった。また、満足度の違いによって重視する項目に差がみられ、長さ、メーカー、形状モデルの順に差が大きかった。バットについての測定結果より、握り位置と重心位置まわりの慣性モーメントの間には有意な相関関係が認められなかったが、握り位置と握り位置まわりの慣性モーメントの間には有意な相関関係がみられた(r=-0.776,p<0.05)。本研究の対象選手は振り抜きやすいバットを求めているというより、振り抜きやすくなるように握り位置を調節してバットを使用しているものと考えられる。満足度の違いによる重視する項目の違いについては、対象選手の競技レベルあるいは各選手の成績も踏まえてさらに検討していく必要がある。
大学硬式野球部に所属する野手103名、および各選手が試合で使用するバットを対象とした。対象者に対してバットを購入する際に重視するバットの項目(計10項目)に加え、試合で使用するバットの満足度をアンケートにより調査した。対象者が使用しているバットの全長、重量、および握り位置を測定するとともに、重心位置を2台の電子天秤を用いて槓桿法により測定した。また慣性モーメントは物理振り子法により重心まわりについて求め、平行軸の定理により握り位置まわりの慣性モーメントを算出した。調査結果より、「とても重視する」もしくは「重視する」と回答した人数が多かったのは、グリップの太さ、重量、長さ、重量バランスおよびグリップエンド部の形状であった。また、満足度の違いによって重視する項目に差がみられ、長さ、メーカー、形状モデルの順に差が大きかった。バットについての測定結果より、握り位置と重心位置まわりの慣性モーメントの間には有意な相関関係が認められなかったが、握り位置と握り位置まわりの慣性モーメントの間には有意な相関関係がみられた(r=-0.776,p<0.05)。本研究の対象選手は振り抜きやすいバットを求めているというより、振り抜きやすくなるように握り位置を調節してバットを使用しているものと考えられる。満足度の違いによる重視する項目の違いについては、対象選手の競技レベルあるいは各選手の成績も踏まえてさらに検討していく必要がある。
