講演情報
[03心-ポ-09]大学生における運動物体の予測特性の男女比較
*戸枝 美咲1、山﨑 紀春2、永田 直也3、中島 弘毅4、新井 健之5、竹市 勝6 (1. 日本女子大学、2. 順天堂大学、3. 慶応義塾大学、4. 松本大学、5. 高千穂大学、6. 国士舘大学)
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【はじめに】学校体育およびスポーツの現場において、物体の運動を予測することは、運動物体の捕捉のために重要な運動能力の1つである。これまでに、男性を対象とした物体の運動予測に関する研究を多く行っており、2021年度に大学生男子20名、女子7名を比較した研究では女子の方が男子よりもトリガー刺激提示時刻の進行方向への位置錯覚量が大きいこと報告している。今回は、被験者を増やして実験を行い、結果の比較を行うことで予測局面の男女の特性について検討する。【方法】被験者は大学生54名(男子29名、女子25名)とし、自作のバーチャルリアリティー環境で実験を行った。運動物体(ボール)が画面左端から右方向へ等速で水平移動し、画面中央から右側に設置した長方形の板(目盛付き)の後ろに隠れるように移動する画像を提示した。ボールが板の後ろに隠れ、一定時間経過後、板の色を変色させた(トリガー刺激)。被験者は、トリガー刺激提示時刻のボールの位置を目盛で回答した(回答位置)。トリガー刺激までの時間は5段階でランダムに提示し、20施行実施した。横軸に遮蔽時間(板の後ろに隠れてからトリガー刺激までの時間)、縦軸に板左端からボールの移動距離を取り、回答位置のプロットから回帰直線を求めて、傾き(距離/時間)を被験者が予測した遮蔽中の運動物体速度(予測速度)とした。縦軸との切片を視覚刺激提示による進行方法への位置錯覚量とした。【結果・考察】男子は予測速度4.80±1.56deg/s、切片0.87±0.55deg、女子は予測速度5.38±1.67deg/s、切片1.33±0.75degという結果となった。男女のt検定をした結果、予測速度は有意な差が認められなかった。切片は有意な差(p<0.05)が認められた。先行研究と同様に、女子の方が男子よりもトリガー刺激提示時刻の進行方向への位置錯覚量が大きいことが示唆された。
【はじめに】学校体育およびスポーツの現場において、物体の運動を予測することは、運動物体の捕捉のために重要な運動能力の1つである。これまでに、男性を対象とした物体の運動予測に関する研究を多く行っており、2021年度に大学生男子20名、女子7名を比較した研究では女子の方が男子よりもトリガー刺激提示時刻の進行方向への位置錯覚量が大きいこと報告している。今回は、被験者を増やして実験を行い、結果の比較を行うことで予測局面の男女の特性について検討する。【方法】被験者は大学生54名(男子29名、女子25名)とし、自作のバーチャルリアリティー環境で実験を行った。運動物体(ボール)が画面左端から右方向へ等速で水平移動し、画面中央から右側に設置した長方形の板(目盛付き)の後ろに隠れるように移動する画像を提示した。ボールが板の後ろに隠れ、一定時間経過後、板の色を変色させた(トリガー刺激)。被験者は、トリガー刺激提示時刻のボールの位置を目盛で回答した(回答位置)。トリガー刺激までの時間は5段階でランダムに提示し、20施行実施した。横軸に遮蔽時間(板の後ろに隠れてからトリガー刺激までの時間)、縦軸に板左端からボールの移動距離を取り、回答位置のプロットから回帰直線を求めて、傾き(距離/時間)を被験者が予測した遮蔽中の運動物体速度(予測速度)とした。縦軸との切片を視覚刺激提示による進行方法への位置錯覚量とした。【結果・考察】男子は予測速度4.80±1.56deg/s、切片0.87±0.55deg、女子は予測速度5.38±1.67deg/s、切片1.33±0.75degという結果となった。男女のt検定をした結果、予測速度は有意な差が認められなかった。切片は有意な差(p<0.05)が認められた。先行研究と同様に、女子の方が男子よりもトリガー刺激提示時刻の進行方向への位置錯覚量が大きいことが示唆された。
