講演情報

[05バ-ポ-12]野球のバッティングにおけるバット長軸方向への力を生成する運動学的要因の解明

*堀内 元1、中島 大貴2 (1. 立命館大学、2. 国立スポーツ科学センター)
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野球のバッティングにおけるバット長軸方向への力は、バットヘッドスピードと密接に関係しており、その大きさに対する貢献度は約70%であると報告されている。しかし、バット長軸方向への力とバッティング動作との関係は明らかにされておらず、バット長軸方向への力を生成する野球のバッティングの運動学的要因は不明なままである。そこで、本研究では、逆動力学演算ではなく、野球のバッティングの運動学的要因からバットに作用する力を推定することで、バット長軸方向への力を生成するバッティング動作の解明を試みた。大学硬式野球部に所属する学生選手30名の最大努力によるティーバッティング動作をモーションキャプチャーで記録した。Sprigings et al.(1994)の方法を応用して、野球のバッティングの運動学的要因からバットの加速度を算出する式を導出し、得られた加速度にバットの質量を乗ずることでバットに作用する力を推定した。その結果、バット長軸方向への力は、手関節の角速度(49.7%)、骨盤の角速度(21.6%)、体幹関節の角速度(16.0%)、肩関節の角速度(9.3%)によって概ね90%が生成されることが明らかになった。