講演情報
[04生-ポ-04]手部への軽い荷重負荷がトレッドミル歩行安定性に与える効果
*前角 馨1、木伏 紅緒1、木村 哲也1 (1. 神戸大学)
<div class="is-print-hide" style="height:0; overflow:hidden; max-width:100%; padding-bottom:84%; position:relative;"><iframe allow="fullscreen" allowfullscreen="true" frameborder="0" src="https://confit2.atlas.jp/articles/event/jspehss73/slide/C000196", style="height:100%; left:0; position:absolute; top:0; width:100%;"></iframe></div>
近年,手部への軽い荷重負荷が神経生理学的もしくは力学的にバランス安定性の向上に貢献する可能性が示されている.しかしながら,これまでは主に静的なバランス制御に焦点を当てた検討が多く,歩行のようなより複雑な動作に対する軽い手部荷重の効果は明らかになっていない.そこで本研究では,手部への軽い荷重負荷がトレッドミル歩行の安定性に与える効果について探索的に検討を行った.対象者は健常若年男性15名とし,3分間のトレッドミル歩行課題を快適な歩行速度にて実施した.快適歩行速度は各対象者に対して,ウォーミングアップ試行中に決定した.荷重条件は,無負荷(NW条件),右手でグリップのみ保持(0.05 kg,GP条件),右手でグリップを介して荷重を保持(体重の2.5 %質量,WT条件)の3条件とし,各3試行(合計9試行)実施した.試行中,第3腰椎付近に装着した3軸加速度センサより腰部加速度時系列を取得し,各方向(左右方向,前後方向,鉛直方向)について二乗平均平方根(RMS)を算出した.統計解析における有意水準は5 %とした.その結果,左右方向の腰部加速度RMS値は,NW条件およびGP条件と比較してWT条件で減少した.また,鉛直方向においてもNW条件と比較してWT条件でRMS値が減少した.これらの結果は,手部への軽い荷重負荷がトレッドミル歩行の安定性向上に貢献する可能性を一部示すものである.一方で,前後方向における腰部加速度RMS値は,NW条件と比較してWT条件での増加とGP条件での減少が認められた.従って,グリップの保持による効果や荷重のネガティブな効果の可能性も含めたさらなる検討が必要である.また,これらの現象が生じる詳細なメカニズムについても,今後明らかにしていく必要がある.
近年,手部への軽い荷重負荷が神経生理学的もしくは力学的にバランス安定性の向上に貢献する可能性が示されている.しかしながら,これまでは主に静的なバランス制御に焦点を当てた検討が多く,歩行のようなより複雑な動作に対する軽い手部荷重の効果は明らかになっていない.そこで本研究では,手部への軽い荷重負荷がトレッドミル歩行の安定性に与える効果について探索的に検討を行った.対象者は健常若年男性15名とし,3分間のトレッドミル歩行課題を快適な歩行速度にて実施した.快適歩行速度は各対象者に対して,ウォーミングアップ試行中に決定した.荷重条件は,無負荷(NW条件),右手でグリップのみ保持(0.05 kg,GP条件),右手でグリップを介して荷重を保持(体重の2.5 %質量,WT条件)の3条件とし,各3試行(合計9試行)実施した.試行中,第3腰椎付近に装着した3軸加速度センサより腰部加速度時系列を取得し,各方向(左右方向,前後方向,鉛直方向)について二乗平均平方根(RMS)を算出した.統計解析における有意水準は5 %とした.その結果,左右方向の腰部加速度RMS値は,NW条件およびGP条件と比較してWT条件で減少した.また,鉛直方向においてもNW条件と比較してWT条件でRMS値が減少した.これらの結果は,手部への軽い荷重負荷がトレッドミル歩行の安定性向上に貢献する可能性を一部示すものである.一方で,前後方向における腰部加速度RMS値は,NW条件と比較してWT条件での増加とGP条件での減少が認められた.従って,グリップの保持による効果や荷重のネガティブな効果の可能性も含めたさらなる検討が必要である.また,これらの現象が生じる詳細なメカニズムについても,今後明らかにしていく必要がある.
