講演情報

[04生-ポ-22]高校生陸上競技者におけるsession-RPE法を用いたトレーニング負荷の定量化の妥当性の検討

*土橋 康平1、奥平 柾道2 (1. 北海道教育大学、2. 岩手大学)
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【背景】トレーニング負荷の管理はパフォーマンスの向上に加え、障害・疾病の予防の為に重要である。トレーニング負荷はGPSや加速度計、心拍計によって客観的に測定が可能であるが、測定機器が高価であることや測定方法が簡便ではない場合がある。そこで、スポーツ現場では主観的な負荷指標 (session-RPE) を用いることで簡便にトレーニング量が定量化されている。しかしながら、高校生を対象にsession-RPE法を用いた主観的負荷指標の妥当性は検討されていない。そこで、本研究は高校生陸上競技者を対象に、session-RPEと客観的負荷指標 (総走行距離、心拍負荷) の関係を明らかにし、session-RPEの負荷定量法の妥当性を検討した。 【方法】高校生陸上競技長距離走選手12名を対象とし、毎トレーニング後にsession-RPE法 (0-10 スケール) による主観的負荷指標と総走行距離および心拍負荷を3か月間記録した (本抄録では1か月半までのデータを算出)。測定した毎トレーニング時の主観的負荷指標と総走行距離あるいは心拍数の関係について、Pearsonの積率相関係数を用いて算出した。トレーニング中の障害発生により、主観的負荷指標と総走行距離の関係は9人の被験者の解析を行った。 【結果】6人の被験者で、主観的負荷指標と総走行距離との間に正の相関関係が見られた。一方で、主観的負荷指標と心拍数の間には13人中3人で正の相関関係が見られた。 【結論】高校生競技者においてはsession-RPE法によるトレーニング負荷の定量化は必ずしも心拍数で定量化されるような生理学的なトレーニング負荷と関連しないことが示唆された。