講演情報

[08測-ポ-08]短期間のヨガによる高不安者の不安状態と重心動揺の変化

*鹿内 菜穂1 (1. 亜細亜大学)
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ヨガ本来のねらいは、心と身体の統合によって、安定の中に幸福を見出すことと考えられている。スポーツ科学の研究報告からも、ヨガにおける気分や覚醒の変化について明らかにされているだけでなく、身体機能の向上や認知機能の改善も期待されている。本研究は、短期間のヨガが高不安である大学生の不安状態と重心動揺にどのような影響を及ぼすかを明らかにするため、実験を行った。STAI(状態・特性不安検査)により特性不安も状態不安も高く示した大学生16名を対象とした。そのうち、コントロール群は6名、週1回のペースでヨガを4週行う実験群Aは6名、週1回のペースでヨガを8週行う実験群Bは4名であった。実験群ABの各参加者は、ヨガインストラクターと1対1で60分のヨガを実施し、その前後において重心動揺計(竹井機器工業社製)を用いて1分間の立位姿勢を測定、またSTAIを用いて不安状態も確かめた。その結果、実験群ABはコントロール群に比べて総軌跡長、X軸軌跡長、Y軸軌跡長が有意に低く、また状態不安も有意に減少した。一方で、実験群AとBとの間にはいずれも有意な差が認められなかった。高不安の大学生において、短期間のヨガが不安状態を低減し、また重心動揺の減少に寄与し得ることが示唆された。