講演情報

[09方-ポ-09]大学体育における「笑い準備運動」の対面・オンライン授業への効果

*藤田 恵理1、平工 志穂1、田中 幸夫2 (1. 東京女子大学、2. 元東京農工大学)
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【緒言】新型コロナウイルス感染症の影響により多くの大学で授業のオンライン化等の措置がとられたため、大学生活や友人とのコミュニケーション形態が変化し、うつ病・うつ状態を呈する大学生が増加し、学生の大学環境への適応感にも影響を及ぼした。笑いは緊張緩和や幸福感、活力、友好的な感情などのポジティブな感情を喚起するため、笑いワークをとりいれた「笑い準備運動」が、大学体育授業の教育効果やコミュニケーション能力を向上させる効果があることを我々はこれまでに報告してきた。【目的】本研究では、「笑い準備運動」が大学体育での対面授業およびオンライン授業における心理状態に与える影響について検討する。【方法】2021年10月~11月に大学体育授業内で介入調査を行った。対面体育実技およびオンラインの授業の開始時に笑い準備運動を実施した。笑い準備運動は、「スマイル」、「大笑い」、「お腹をかかえて笑う」、「手をあげて笑う」(合計約2分)で構成された。対象者はロールモデルが笑い準備運動を実施する映像を視聴しながら実践した。笑い準備運動が与える心理的な影響を評価するために、授業開始時および終了時にフェーススケールおよび気分プロフィール評価(POMS2)のアンケート調査を行った。対照実験では、対面の体育実技およびオンライン授業時に笑い準備運動を実施せず、授業開始前および終了後にアンケート調査を実施した。解析は笑い要因(あり・なし)および前後要因の二要因分散分析により実施した。【結果】対面の体育実技時のフェーススケールおよびPOMS2について交互作用が見られた。また、オンライン授業時についてはフェーススケールについて交互作用が見られた。【考察】「笑い準備運動」を活用することにより、対面での体育実技の心理的な効果を促進するとともに、オンライン授業での心理状態を改善すると考えられる。