セッション詳細
シンポジウム 7 薬薬連携の深化と広がり -領域別のトレーシングレポート活用による患者の安全とQOLの向上を目指して-
2025年11月22日(土) 15:45 〜 17:45
第3会場(神戸国際展示場 1号館 2F 展示室A)
オーガナイザー: 佐道 紳一(地方独立行政法人長崎市立病院機構長崎みなとメディカルセンター薬剤部), 高山 慎司(聖路加国際病院薬剤部), 座長: 佐道 紳一(地方独立行政法人長崎市立病院機構長崎みなとメディカルセンター薬剤部), 高山 慎司(聖路加国際病院薬剤部)
2023年の全国処方箋受取率(医薬分業率)は80.3%と報告された。この社会的潮流より薬薬連携は患者の安全とQOLの向上に必要不可欠なものである。これまで我々薬剤師の活動により、連携充実加算、退院時薬剤情報連携加算、薬剤総合評価調整加算など新設されてきた。また、トレーシングレポートやICTを活用した情報共有システム、薬剤管理サマリーなどのツールを用いることで「新化」し、多くの地域、様々な専門領域に広がって「伸化」している。一方、医薬分業率は92.4%(秋田県)~64.1%(和歌山県)と地域差も認められている状況である。本シンポジウムでは、医薬分業率のみでは表現できない薬剤師の活躍の可能性を探るため、病院・保険調剤薬局の立場から各領域および各地域で実践されている5名のシンポジストを通じて、薬薬連携の未来に向けて、より質的な向上、より本質的な部分への探求による「深化」について討論したい。
[22-03-S7-4]感染症領域における地域連携の可能性 ―現場から考える実践の第一歩―
和知野 千春1,2 (1.名古屋市立大学大学院医学研究科 臨床薬剤学分野, 2.名古屋市立大学医学部付属東部医療センター)
