セッション詳細

シンポジウム 44 バイアスとどう向き合う?~臨床研究の信頼性向上と患者利益の実現に向けて~

2025年11月23日(日) 9:00 〜 11:00
第8会場(神戸国際会議場 3F 国際会議室)
オーガナイザー: 藤井 宏典(岐阜大学医学部附属病院薬剤部), 岡田 直人(山口大学医学部附属病院薬剤部), 座長: 岡田 直人(山口大学医学部附属病院 薬剤部), 藤井 宏典(岐阜大学医学部附属病院薬剤部)
薬剤師は日常臨床で多様な課題や疑問に直面し、それらを解決するために研究に取り組んでいる。しかし、研究過程では試験デザインや統計手法に起因するさまざまなバイアスが存在し、それらを適切に認識し克服することが求められる。バイアスを見過ごすことは、研究結果の信頼性を低下させ、患者に不利益をもたらすリスクに繋がる。
本シンポジウムでは、これまで軽視されがちだった「バイアス」に焦点を当て、各演者が研究活動で直面した様々なバイアスや課題、そしてそれらをどのように克服し実臨床に役立つエビデンスを生み出すかについて共有する。総合討論では、聴衆参加型の双方向討論を通じて、「研究成果をいかに価値あるものとし、患者利益を実現するか」を多角的な視点で議論する。本シンポジウムを通じて、演者と聴衆が共に考え、学び合い、次世代の医療薬学研究の発展に向けた新たな方向性を探る機会を提供する。

[23-08-S44-1]ゼロから学ぶバイアス超入門:信頼性の高い研究結果を導くための基本的視点

岡田 直人 (山口大学医学部附属病院 薬剤部)
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[23-08-S44-2]手足症候群に対する新規予防策の研究開発:選択バイアスを考慮した第II/III相試験の実施

飯村 洋平 (東京大学医科学研究所附属病院 薬剤部)
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[23-08-S44-3]がん化学療法の予後予測因子に関する研究における不死時間バイアス(Immortal Time Bias)の克服

藤井 宏典 (岐阜大学医学部附属病院 薬剤部)
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[23-08-S44-4]アンケート調査研究に潜む落とし穴:調査研究特有のバイアスとその制御

近藤 悠希 (熊本大学 大学院生命科学研究部 薬物治療設計学分野(臨床薬理学))
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[23-08-S44-5]自然言語処理技術は医療ビッグデータ研究を変えるか?その新たな可能性と落とし穴

土屋 雅美 (慶應義塾大学 薬学部 医薬品情報学講座)
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