セッション詳細
シンポジウム 33 病院・保険薬局をつなぐ退院時の情報共有と情報活用 ~患者アウトカム向上への道筋~
2025年11月23日(日) 13:30 〜 15:30
第3会場(神戸国際展示場 1号館 2F 展示室A)
オーガナイザー: 尾上 雅英(公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院薬剤部), 寺沢 匡史(社会医療法人愛仁会明石医療センター薬剤科), 座長: 尾上 雅英(公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院薬剤部), 寺沢 匡史(社会医療法人愛仁会明石医療センター薬剤科)
「地域包括ケアシステムの深化・推進」という観点から、病院と保険薬局との間で切れ目のない「情報共有」と「情報活用」を確保することが求められる。病院から保険薬局に入院中の薬物療法のポイントなどを情報共有し、情報活用することにより、患者アウトカムの改善に繋げることが可能である。そのためには、退院時薬剤情報管理指導料や退院時薬剤情報連携加算などの診療報酬が認められているが、その条件を満たす退院時指導の実施に費やす時間や労力の不足のため、取り組めていない施設は多いのではないだろうか。本シンポジウムでは、地域医療の中で薬剤師の情報共有と情報活用の重要性、退院時指導の推進や充実化、保険薬局との情報共有と情報活用を目指した取り組みを紹介し、参加者の皆さまと一緒に「薬剤師間の情報共有、情報活用が変わると退院後の患者アウトカムが変わる」と言われるような体制をどのように構築していくか考える機会にしたい。
[23-03-S33-2]「活用してもらえる」退院時服薬情報提供書の発行を目指した取り組み
寺沢 匡史1,2 (1.社会医療法人愛仁会 明石医療センター 薬剤科, 2.株式会社ビクトリー メディカル事業部(愛仁会グループ))
