セッション詳細
シンポジウム 48 抗菌薬適正使用は症例検討で深化する ― 専門家の議論が最良のアウトカムを導く
2025年11月23日(日) 13:30 〜 15:30
第13会場(神戸ポートピアホテル 本館 B1F 偕楽1・2)
オーガナイザー: 桝田 浩司(国際医療福祉大学成田病院感染制御部), 座長: 桝田 浩司(国際医療福祉大学成田病院感染制御部), 鴨志田 聡(医療法人桜丘会水戸ブレインハートセンター薬剤科)
共催:日本感染症教育研究会(IDATEN)
抗菌薬適正使用の目的は、未来の患者に使用可能な抗菌薬を残すことである。手術や出産を含む医療全体において抗菌薬は不可欠な存在だが、薬剤耐性(AMR)の進行によりその持続可能性が危機に瀕している。薬剤師は抗菌薬適正使用支援に不可欠な存在であり、「医療薬学」を武器に、抗菌薬選択や治療期間・投与量といった個々の処方判断だけでなく、診療全体を俯瞰し、医師や他職種と連携して最適な抗菌薬使用を支援する役割が求められる。本シンポジウムでは、臨床の第一線で活躍するシンポジストが、症例をもとに「薬剤師×薬剤師」「薬剤師×他職種」の視点で議論し、診療の精度向上と患者アウトカム改善への貢献を示す。薬剤師の真価を発揮するために、症例検討の活用法を具体的に紹介し、適正使用支援の深化と広がりを実現する実践的な手法を共有する。
