セッション詳細

シンポジウム 62 多様な研究スタイルで創出する薬剤師による制吐療法のエビデンスとガイドライン策定への寄与

2025年11月24日(月) 9:00 〜 11:00
第6会場(神戸国際展示場 2号館 3F 3A会議室)
オーガナイザー: 青山 剛(公益財団法人がん研究会有明病院薬剤部), 飯原 大稔(岐阜大学医学部附属病院薬剤部), 座長: 青山 剛(公益財団法人がん研究会有明病院薬剤部), 山本 扇里(市立青梅総合医療センター薬剤部)
がん薬物療法における制吐療法の向上において、薬剤師が果たす役割は極めて重要である。本シンポジウムでは、ガイドラインに採用されたエビデンスを作成した研究者の経験を共有し、その過程で明らかになった課題や得られた知見を基に、さらなる課題解決の方向性を議論することを目的としている。
観察研究では、日常診療データを活用した研究手法に加え、後ろ向き研究の限界を克服する取り組みや、実施臨床での記録方法改善について議論する。介入研究では、資金調達、データ集積、盲検化、統計設計を含む実践的な研究手法を紹介するとともに、患者アウトカムに直結する研究デザインや方法論を詳しく紹介する。また、得られたエビデンスがガイドライン策定にどのように活用されるか、国内外の具体例を交えて議論する。
これらを通じて、薬剤師の専門性を活かした研究活動が臨床にもたらす影響を共有し、次世代の研究推進に向けた道筋を考察する。

[24-06-S62-1]ガイドラインに採択された制吐療法の過去起 点観察研究:着目点と質向上への取り組み

青山 剛 (公益財団法人 がん研究会有明病院 薬剤部)
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[24-06-S62-2]比較試験が不足する軽度催吐性リスク領域における観察研究:ガイドライン引用の背景と課題

林 稔展 (福岡大学 薬学部)
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[24-06-S62-3]ネットワークメタアナリシスでガイドラインの盲点を突く

渡邊 大地1,2 (1.岐阜大学医学部附属病院 薬剤部, 2.岐阜大学医学部附属病院 先端医療・臨床研究推進センター)
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[24-06-S62-4]J-FORCE試験から学ぶ:患者アウトカムに直結する研究デザインとその手法及び実践

橋本 浩伸 (国立がん研究センター中央病院)
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[24-06-S62-5]CINVにおける臨床の感覚と臨床試験の評価指標はマッチしているのかを問う

川口 崇1,2 (1.東京薬科大学 臨床評価学教室, 2.東北大学大学院医学系研究科 医学統計学分野)
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