セッション詳細
シンポジウム 31 がん × 併存疾患のトータルケアを考える
2025年11月23日(日) 15:45 〜 17:45
第2会場(神戸国際展示場 2号館 1F コンベンションホール(南))
オーガナイザー: 相楽 勇人(中通総合病院薬剤部), 三宅 健文(社会医療法人誠光会淡海医療センター/淡海ふれあい病院), 座長: 相楽 勇人(中通総合病院薬剤部), 三宅 健文(社会医療法人誠光会淡海医療センター/淡海ふれあい病院)
生活習慣病をはじめとする併存疾患は,がん治療の有効性・安全性に影響を与え,がん治療自体も併存疾患の管理に影響を及ぼす.特に高齢がん患者では,複数の併存疾患や臓器障害を抱えていることが多く,生理機能の変化や社会的背景を総合的に考慮する必要があり,疾患の重症度評価と治療の優先順位付けが重要となる.このような状況下で,抗がん剤の投与量調整や副作用マネジメント,薬物間相互作用の確認にとどまらず,がん治療中の併存疾患の薬学的管理など,薬剤師の果たすべき役割は大きい.また,集学的治療の発展により長期生存が可能となり,治療後のQOL維持や社会復帰支援にも関心が向けられている.本シンポジウムでは,がん治療における主要な併存疾患として,糖尿病・循環器疾患・慢性腎臓病にフォーカスをあて,多職種連携による緩和ケアを含めたトータルケアについて議論を深め,より良い患者ケアの実現に向けた示唆を提供したい.
[23-02-S31-4]Onco-nephrology:腎機能低下を伴うがん患者に対する治療戦略-腎臓薬物療法認定薬剤師の視点から―
多田 純平 (聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 薬剤部)
