セッション詳細
シンポジウム 14 緩和ケア×薬剤師外来
2025年11月22日(土) 9:30 〜 11:30
第6会場(神戸国際展示場 2号館 3F 3A会議室)
オーガナイザー: 山田 正実(大阪府済生会野江病院薬剤科), 木村 健(兵庫医科大学病院薬剤部), 座長: 山田 正実(大阪府済生会野江病院薬剤科), 飯田 真之(神戸大学医学部附属病院薬剤部)
令和6年度診療報酬改定で「がん薬物療法体制充実加算」が新設され、外来でがん化学療法を実施している患者に対して病院薬剤師が患者と面談し、積極的に薬剤師が介入する体制が整ってきている。しかし、外来診療においてがん疼痛を訴える患者には、がん化学療法の実施にかかわらず、オピオイド鎮痛薬等が処方されており、がん疼痛に対しても同様に薬剤師が積極的に介入する体制が必要である。薬剤師が行う緩和ケアは、疼痛コントロールの評価、鎮痛薬の処方提案、服薬アドヒアランスの改善、副作用モニタリングとその対処法の提案など多岐にわたる。本シンポジウムでは、各施設において実践されている薬剤師参画型の緩和ケア外来や診察前薬剤師面談をはじめとする薬剤師外来といった外来がん疼痛患者への薬剤師のかかわりについて議論する。外来診療においても切れ目のない緩和ケアの実現に向けて薬剤師の必要性を提言する企画である。
