セッション詳細
シンポジウム 61 精神科領域の非がん緩和医療における薬剤師の役割と期待
2025年11月24日(月) 13:30 〜 15:30
第5会場(神戸国際展示場 2号館 2F 2A会議室)
オーガナイザー: 徳山 尚吾(神戸学院大学薬学部臨床薬学研究室), 加藤 剛(医療法人社団幸悠会所沢慈光病院薬剤部), 座長: 徳山 尚吾(神戸学院大学薬学部臨床薬学研究室), 加藤 剛(医療法人社団幸悠会所沢慈光病院薬剤部)
精神科領域の非がん緩和医療における薬剤師の役割の主体は、患者の身体的・精神的苦痛を和らげ、QOLの向上を図ることにある。現在、薬剤師は薬物療法・副作用管理を通じて、それらに対する適切な支援に従事している。特に本領域では、服薬アドヒアランスの低下が大きな課題にもなることから、より簡便な服薬方法の提案などが必要になる。また、薬剤師が医師、看護師などの多職種と連携し、患者への多面的なケアを実現し、カンファレンスにおいて薬剤の選択や投与スケジュールに関する専門的な意見を提供することも肝要である。今後、薬剤師には患者・家族が医療・福祉サービスを受けやすくするための情報提供活動や、精神科医療における薬剤師の役割を政策レベルで拡充するための提言活動などへの展開が期待される。本シンポジウムでは本領域に造詣の深い医師、病院・薬局薬剤師、大学教員を招聘し、最新情報を共有し、将来展望について議論したい。
