セッション詳細
シンポジウム 42 緩和領域における臨床薬剤師と大学が相互に連携した臨床研究は患者アウトカムの改善につながる
2025年11月23日(日) 13:30 〜 15:30
第6会場(神戸国際展示場 2号館 3F 3A会議室)
オーガナイザー: 宮本 朋佳(兵庫医科大学薬学部臨床薬学分野), 山田 正実(大阪府済生会野江病院薬剤科), 座長: 宮本 朋佳(兵庫医科大学薬学部臨床薬学分野), 山田 正実(大阪府済生会野江病院薬剤科)
緩和領域においても、臨床研究は患者アウトカムを改善する重要な要素である。様々な異なる背景を持つ患者に、臨床研究により得られた知見を適応していくには、経験と深い知識が求められる。緩和ケアが適応となる患者の様々な症状に対応し、最適な治療法を選択していく中で、その治療法が妥当であったかを常に振り返っていくことも求められる。日常診療と研究で得られたアウトカムを相互にフィードバックを行うことが質の高い臨床研究に繋がっていくため、臨床薬剤師と大学との連携も重要である。本シンポジウムでは、様々な立場で緩和領域の臨床研究を実践している薬剤師が、日常診療で直面する課題が研究へどうつながり、その成果が患者のQOL向上に寄与するのかを議論する。こうした連携による研究の実践は医療薬学の発展を促し、本年会のテーマ「医療薬学の深化と広がり-患者アウトカムの改善を目指して-」にも合致する意義ある企画である。
