第35回日本医療薬学会年会

オーガナイザー: 座間味 義人（岡山大学病院薬剤部）, 中馬 真幸（旭川医科大学病院薬剤部）, 座長: 座間味 義人（岡山大学病院薬剤部）, 中馬 真幸（旭川医科大学病院薬剤部）

近年、リアルワールドデータの活用は、臨床現場における意思決定支援や医療薬学研究の分野で大きな注目を集めている。データ駆動型アプローチの導入により、診療の質の向上や治療法の最適化、さらには個別化医療の実現が強く期待されている。本シンポジウムでは、臨床意思決定支援(CDS)に焦点を当て、リアルワールドデータを活用した実践的な取り組みを紹介する。基礎研究、臨床研究、薬剤師業務など、さまざまな領域におけるビッグデータ活用の現状と課題を整理し、今後の臨床実装に向けた具体的な方向性を探ることを目的としている。
本シンポジウムを通じて、リアルワールドデータの活用に関心を持つ薬剤師や研究者が、ビッグデータの特性や活用時の課題を深く理解し、臨床現場での意思決定に活かせる実践的な活用法を学ぶ機会としたい。臨床現場における意思決定の質を向上させるとともに、新たな医療イノベーションの創出に寄与することを目指している。