セッション詳細

交流集会9 「治らない」と共に生きるケアー医療的ケア児・重症心身障害児者の「日常の緩和ケア」を語り合おう

2026年6月19日(金) 19:00 〜 20:00
第9会場
企画代表者: 羽多野 わか(重症心身障害児学園・病院 バルツァ・ゴーデル)
企画協力者: 近藤 正子(大阪発達総合療育センター),羽多野 裕(吉田病院)
医療的ケア児・重症心身障害児者医療は、疾患の治癒が困難である子どもや人々と長期に関わり、その人らしい生活や家族の時間を支える医療である。呼吸や栄養、苦痛症状の緩和、意思表出が困難な本人の思いを汲み取る関わり、家族への心理社会的支援、意思決定支援、そして看取りやグリーフケアまで、その実践は本質的に緩和ケアそのものである。
しかし本領域は小児・非がん分野であることから、緩和ケアとして十分に認識されにくく、日本緩和医療学会においても、関心を持つ参加者は限られていると思われる。また、実際に医療的ケア児・重症心身障害児者医療に携わる医療者自身が、緩和ケアに携わっていると認識していないと感じることも多い。
本交流会は、医療的ケア児・重症心身障害児者医療に携わる医療者が、日々抱えている臨床上の悩みや葛藤を共有し、分野内外でつながる場をつくることを目的とする。また、これまで当該領域に関わった経験のない緩和ケア従事者にとっても、「緩和ケアとは何か」を捉え直し、その射程を広げる機会となることを目指す。専門性や経験の有無を問わず対話できる交流の場とし、分野を越えた相互理解と新たな連携の可能性を探りたい。