セッション詳細

[SY53]シンポジウム53_精神医学・神経学の共通基盤としての臨床神経科学の展望

2025年6月19日(木) 10:45 〜 12:45
Q会場(神戸国際展示場 1号館 2階 展示室B)
司会:髙橋 英彦(東京科学大学精神行動医科学分野)、加藤 忠史(順天堂大学医学部精神医学講座)
メインコーディネーター:加藤 忠史(順天堂大学医学部精神医学講座)
サブコーディネーター:髙橋 英彦(東京科学大学精神行動医科学分野)
PCN編集委員会
オンデマンド配信対象外
精神神経学会の英文機関誌はPsychiatry and Clinical Neurosciences、すなわち、「精神医学と臨床神経科学」である。神経科学の領域は広いが、多くは動物実験を中心とした基礎研究である。臨床神経科学との柱は、脳画像・脳波などの非侵襲的な測定法を用いた研究と、死後脳研究であり、これらは精神医学と神経学に共通な研究基盤である。本シンポジウムでは、精神医学と神経科学に共通のプラットフォームである「臨床神経科学」に焦点を当て、神経科学・神経学領域で先端的な研究・技術開発、プラットフォームの整備に携わっているエキスパートの先生方にお願いして、MRIデータを用いたデータ駆動型研究、ヒト皮質脳波を用いた高次機能の臨床神経科学、AMPA受容体PETの開発と応用、日本ブレインバンクネットワークの設立と展開について、お話をいただく。

[SY53-1]多施設・多疾患ヒトMRIデータベースとその利活用

田中 沙織1,2 (1.ATR脳情報通信総合研究所, 2.奈良先端科学技術大学院大学)

[SY53-2]皮質脳波を用いた臨床システム脳研究によるヒト脳機能・病態の解明

松本 理器 (京都大学大学院医学研究科臨床神経学)

[SY53-3]AMPA受容体PETの開発と応用

高橋 琢哉 (横浜市立大学大学院医学研究科生理学)

[SY53-4]日本ブレインバンクネットの設立と展開

高尾 昌樹 (国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院)