セッション詳細
[SY95]シンポジウム95_精神科病院を受療した自殺企図者の自殺再企図防止方略開発のための多施設共同臨床試験(ACTION-JP研究)
2025年6月20日(金) 10:45 〜 12:45
P会場(神戸国際展示場 1号館 2階 展示室A)
司会:張 賢徳(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)、杉山 直也(公益財団法人復康会沼津中央病院)
メインコーディネーター:河西 千秋(札幌医科大学)
メインコーディネーター:河西 千秋(札幌医科大学)
【当該シンポジウム企画の背景】自殺対策のための戦略研究・ACTION-J研究(2005年-)は、研究班が開発したアサーティヴ・ケースマネジメント介入プログラムが、一般病院救急医療部門に搬送された自殺未遂者の自殺再企図を防止し得ることを科学的に検証し、当該介入プログラムは2016年度より診療報酬項目「救急患者精神科継続支援料」として収載され社会実装された。一方で、自殺予防の重要な拠点のひとつである精神科病院においては、自殺未遂者に対する医療モデルは確立されておらず、診療報酬も対応していない。
ACTION-JP研究は、精神科病院を受療する自殺未遂者に対する上記のアサーティヴ・ケースマネジメント介入プログラムの有効性を検証し、その有効性が明らかとなった場合にその社会実装を目的として行われるものである。
【当該シンポジウム企画の目的と内容】上記の背景を踏まえて、ACTION-J研究班事務局長であった本シンポジウム・コーディネーターと日本自殺予防学会、日本精神科救急学会との間で経年的に話し合いがもたれ、ACTION-J研究班により開発されたアサーティヴ・ケースマネジメント介入プログラムを、精神科病院を受療した自殺企図直後の患者に実施し、その実効性と自殺再企図防止効果を検討することとした。研究課題名は、ACTION-J研究介入プログラムを"Psychiatric hospital"において実践することから、"ACTION-JP"研究と命名された。現在、ACTION-JP研究班事務局は、研究計画書、及び研究実施手順書等を策定し、研究実施施設を内定し、順次、研究実務者要件研修を開催している。
本シンポジウムでは、ACTION-JP研究をサポートする日本自殺予防学会、日本精神科救急学会の両学会理事長が司会を務め、1)コーディネーターであり、ACTION-JP研究代表研究者である河西より、ACTION-JP研究の背景を解説し、2)富山大・米本教授(分担研究者)が自殺未遂者の自殺再企図防止方略に関する先行研究のレビューを行い、3)日本精神科救急学会理事 藤田潔先生(研究実施施設責任者)が精神科病院における自殺未遂者ケアにかかる診療報酬体制を解説し、そして4)札幌医大・石橋助教(研究班事務局)が、救急患者精神科継続支援料の概要、およびACTION-JP研究の概要について解説を行う。
本シンポジウムは、コーディネーター発言、及び各演者の講演を通じて精神科病院を拠点とする自殺予防医療の重要性を再認識するとともに、科学的根拠をもち、かつ持続可能な自殺予防医療を精神科病院において確立することの意義を総会参加者の中で共有することを目的に企画するものである。
ACTION-JP研究は、精神科病院を受療する自殺未遂者に対する上記のアサーティヴ・ケースマネジメント介入プログラムの有効性を検証し、その有効性が明らかとなった場合にその社会実装を目的として行われるものである。
【当該シンポジウム企画の目的と内容】上記の背景を踏まえて、ACTION-J研究班事務局長であった本シンポジウム・コーディネーターと日本自殺予防学会、日本精神科救急学会との間で経年的に話し合いがもたれ、ACTION-J研究班により開発されたアサーティヴ・ケースマネジメント介入プログラムを、精神科病院を受療した自殺企図直後の患者に実施し、その実効性と自殺再企図防止効果を検討することとした。研究課題名は、ACTION-J研究介入プログラムを"Psychiatric hospital"において実践することから、"ACTION-JP"研究と命名された。現在、ACTION-JP研究班事務局は、研究計画書、及び研究実施手順書等を策定し、研究実施施設を内定し、順次、研究実務者要件研修を開催している。
本シンポジウムでは、ACTION-JP研究をサポートする日本自殺予防学会、日本精神科救急学会の両学会理事長が司会を務め、1)コーディネーターであり、ACTION-JP研究代表研究者である河西より、ACTION-JP研究の背景を解説し、2)富山大・米本教授(分担研究者)が自殺未遂者の自殺再企図防止方略に関する先行研究のレビューを行い、3)日本精神科救急学会理事 藤田潔先生(研究実施施設責任者)が精神科病院における自殺未遂者ケアにかかる診療報酬体制を解説し、そして4)札幌医大・石橋助教(研究班事務局)が、救急患者精神科継続支援料の概要、およびACTION-JP研究の概要について解説を行う。
本シンポジウムは、コーディネーター発言、及び各演者の講演を通じて精神科病院を拠点とする自殺予防医療の重要性を再認識するとともに、科学的根拠をもち、かつ持続可能な自殺予防医療を精神科病院において確立することの意義を総会参加者の中で共有することを目的に企画するものである。
[SY95-1]精神科病院における自殺企図者の自殺再企図防止方略開発のための多施設共同臨床試験・ACTION-JP研究の背景
○河西 千秋1, 石橋 竜太朗1, 大塚 耕太郎2, 杉山 直也3, 張 賢徳4 (1.札幌医科大学神経精神医学講座, 2.岩手医科大学医学部神経精神科学講座, 3.公益財団法人復康会沼津中央病院, 4.国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
[SY95-2]自殺未遂者の自殺再企図防止方略に関する先行研究のレビュー
○米本 直裕 (富山大学医学部医療統計学講座)
[SY95-3]精神科病院における自殺予防にかかる診療報酬体系
○藤田 潔 (桶狭間病院藤田こころケアセンター)
[SY95-4]ACTION-JP研究の概要
○石橋 竜太朗1, 米本 直裕2, 張 賢徳3, 杉山 直也4, 館農 勝5, 藤田 潔6, 森川 将行7, 来住 由樹8, 川原 一洋9, 河西 千秋1 (1.札幌医科大学医学部神経精神医学講座, 2.富山大学医学部医学科医療統計学講座, 3.国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所, 4.公益財団法人復康会沼津中央病院, 5.特定医療法人さっぽろ悠心の郷ときわ病院, 6.桶狭間病院藤田こころケアセンター, 7.三重県立こころの医療センター, 8.地方独立行政法人岡山県精神科医療センター, 9.医療法人信愛会玉名病院)