セッション詳細
[SY101]シンポジウム101_ICD-11は臨床に耐えうるエビデンスはあるのか?-CDDR全体の信頼性と主なカテゴリーの妥当性から-
2025年6月20日(金) 15:45 〜 17:45
Q会場(神戸国際展示場 1号館 2階 展示室B)
司会:神庭 重信(飯田病院/日本うつ病センター/九州大学)、秋山 剛(NTT東日本関東病院)
メインコーディネーター:丸田 敏雅(聖徳大学)
サブコーディネーター:神庭 重信(飯田病院/日本うつ病センター/九州大学)、針間 博彦(地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立松沢病院)
メインコーディネーター:丸田 敏雅(聖徳大学)
サブコーディネーター:神庭 重信(飯田病院/日本うつ病センター/九州大学)、針間 博彦(地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立松沢病院)
ICD-11委員会
世界保健機関(World Health Organization: WHO)の国際疾病分類第11回改訂版(International Classification of Disease and Related Health Problems: ICD-11)は2022年に発効し、その派生分類ではあり、精神科臨床、研究および行政関係に不可欠なツールであるICD-11 Clinical Description and Diagnostic Requirements(CDDR: 臨床記述と診断要件)も2024年3月に発効された。
ICD-11委員会では上記のCDDRの草稿段階から用語の日本語訳の適応から始まり、その後に大枠が完成できた段階からは翻訳作業に取りかかっている。そして現時点では、翻訳作業の最終段階に来ている。
ICD-11がいつから日本に採用されるかの期日は公表されてないが、遅くともとも数年以内と思われ、これが採用され出版された後にはそれ程タイムラグがなくCDDRの日本語版も発刊されると思われる。
今回のICD-11委員会シンポジウムではこのように日本語版の出版も近い状況を踏まえ、「ICD-11は臨床に耐えうるエビデンスはあるのか?- CDDR全体の信頼性と主なカテゴリーの妥当性から -」と題して、CDDRユーザーが抱くであろう疑問点のいくつかを取り上げ、下記のように各分野の第一人者に演者をお願いし話して頂く。
まず、1. CDDR全体の信頼性については、「ICD-11は臨床に耐えうるエビデンスはあるのか?- ICD-11の信頼性検討について(Case control studyとField studyの結果より )-」と題して松本ちひろ先生(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構: AMED)、2.「 ICD-11でなぜ統合失調症でSchneiderの一級症状が低格化したのか?」と題して針間博彦先生(都立松沢病院)、3. 「心気症や身体醜形症がなぜOCD及び関連症群に含まれたのか?」と題して中尾智博先生(九州大学大学院医学研究院 精神病態医学)、4. 「パーソナリティ症の新規分類にエビデンスはあるのか?」と題して黒木俊秀先生(中村学園大学教育学部)、5.「PTSD概念はなぜDSM-5より拡大したのか?」と題して金吉晴先生(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)にお話しして頂く。
本シンポジウムにより、ICD-11(あるいはCDDR)ユーザーが抱くであろう(既に抱いているかもしれない)疑問点が解決すると思われます。ICD-11は本学会員のほとんどの方が日々の臨床で使用するツールであり是非ともご聴講頂き理解を深めて頂きたいと思います。
ICD-11委員会では上記のCDDRの草稿段階から用語の日本語訳の適応から始まり、その後に大枠が完成できた段階からは翻訳作業に取りかかっている。そして現時点では、翻訳作業の最終段階に来ている。
ICD-11がいつから日本に採用されるかの期日は公表されてないが、遅くともとも数年以内と思われ、これが採用され出版された後にはそれ程タイムラグがなくCDDRの日本語版も発刊されると思われる。
今回のICD-11委員会シンポジウムではこのように日本語版の出版も近い状況を踏まえ、「ICD-11は臨床に耐えうるエビデンスはあるのか?- CDDR全体の信頼性と主なカテゴリーの妥当性から -」と題して、CDDRユーザーが抱くであろう疑問点のいくつかを取り上げ、下記のように各分野の第一人者に演者をお願いし話して頂く。
まず、1. CDDR全体の信頼性については、「ICD-11は臨床に耐えうるエビデンスはあるのか?- ICD-11の信頼性検討について(Case control studyとField studyの結果より )-」と題して松本ちひろ先生(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構: AMED)、2.「 ICD-11でなぜ統合失調症でSchneiderの一級症状が低格化したのか?」と題して針間博彦先生(都立松沢病院)、3. 「心気症や身体醜形症がなぜOCD及び関連症群に含まれたのか?」と題して中尾智博先生(九州大学大学院医学研究院 精神病態医学)、4. 「パーソナリティ症の新規分類にエビデンスはあるのか?」と題して黒木俊秀先生(中村学園大学教育学部)、5.「PTSD概念はなぜDSM-5より拡大したのか?」と題して金吉晴先生(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)にお話しして頂く。
本シンポジウムにより、ICD-11(あるいはCDDR)ユーザーが抱くであろう(既に抱いているかもしれない)疑問点が解決すると思われます。ICD-11は本学会員のほとんどの方が日々の臨床で使用するツールであり是非ともご聴講頂き理解を深めて頂きたいと思います。
[SY101-1]臨床現場における利活用に向けたICD-11の信頼性と有用性の検討
○松本 ちひろ (日本医療研究開発機構)
[SY101-2]1級症状はICD-11において低格化されたのか
○針間 博彦 (東京都立松沢病院)
[SY101-3]心気症や身体醜形症がなぜOCD及び関連症群に含まれたのか?
○中尾 智博 (九州大学大学院医学研究院精神病態医学)
[SY101-4]ICD-11におけるパーソナリティ症のディメンション的分類:革新と妥協
○黒木 俊秀 (中村学園大学)
[SY101-5]PTSD概念はなぜICD-11とDSM-5では異なるのか?
○金 吉晴 (国立精神・神経医療研究センター)
[指定発言]指定発言
○丸田 敏雅 (聖徳大学)