セッション詳細

[SY4]シンポジウム4_産業医と精神科医が考えるべき復職支援の課題と未来

2026年6月18日(木) 14:15 〜 16:15
C会場(パシフィコ横浜ノース 1F G6)
司会:五十嵐 良雄(メディカルケア虎ノ門)、舟橋 利彦(医療法人明心会仁大病院)
メインコーディネーター:佐久間 啓(社会医療法人あさかホスピタル)
サブコーディネーター:五十嵐 良雄(メディカルケア虎ノ門)、舟橋 利彦(医療法人明心会仁大病院)
【日本医師会認定産業医制度産業医学研修会対象セッション】
近年、精神疾患の罹患者は国内で700万人を超え、疾病構造の変化とともに職場への影響が拡大している。厚生労働省の統計によれば、精神疾患による労災請求は令和5年度に3,575件と過去最多を記録し、1か月以上の休職者を抱える企業は全体の10.4%に達している。職場におけるメンタルヘルス対策や復職支援は喫緊の課題であり、産業医の役割は一層重みを増している。
復職支援は単なる就労可否の判断にとどまらず、治療経過や職場環境の調整を踏まえた包括的対応が不可欠である。産業医には、労働者・職場・医療機関をつなぐ調整役としての機能が期待される。なかでも医療リワークでは、精神科医、公認心理師、作業療法士、精神保健福祉士、看護師など多職種が連携し、認知行動療法や集団プログラムを通じて症状の安定化と職場復帰スキルを支援しており、治療と就労準備を一体的に進められる点に特色がある。
一方で、「リワーク」と称される取り組みは多様化しており、医療リワーク、地域障害者職業センターの職リハリワーク、企業内の職場リワーク、就労移行支援事業所の福祉リワークなどが存在するが、対象や内容には大きな差がある。医療的視点を欠いた支援では再休職リスクを十分に抑制できない可能性もある。今後は、産業医や精神科医が医療リワークとの連携を強化し、治療と職場復帰をつなぐ橋渡し役として機能することが求められる。本シンポジウムが、現状理解と質の高い復職支援体制の構築に寄与することを期待する。

[SY4-1]変化を続ける医療リワークについて

横山 太範 (医療法人社団心劇会さっぽろ駅前クリニック北海道リワークプラザ)

[SY4-2]復職支援の課題と未来:企業内精神科医/精神科産業医の立場から

奥山 真司 (トヨタ自動車株式会社)

[SY4-3]リワークにもいろいろ 「医療リワーク」の進歩・エビデンス・安全性・経済性

佐々木 一 (医療法人社団爽風会心の風クリニック)