セッション詳細
[SY6]シンポジウム6_マイレジストリ(精神疾患レジストリ)を活用した薬事承認の実現と展望
2026年6月18日(木) 8:30 〜 10:30
E会場(パシフィコ横浜ノース 3F G304)
司会:中込 和幸(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)、古郡 規雄(獨協医科大学精神神経医学講座)
メインコーディネーター:竹田 和良(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
サブコーディネーター:中込 和幸(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
メインコーディネーター:竹田 和良(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
サブコーディネーター:中込 和幸(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
マイレジストリ(精神疾患レジストリ:mental illness registry)とは、国立精神・神経医療研究センターが日本精神神経学会と協働して、日本精神科病院協会、日本精神神経科診療所協会の支援を受け、当事者団体や企業とも連携しながら、H31年度からAMED研究費によって構築されてきたコホート・レジストリである。
精神科領域における従来の診断カテゴリーには、多様な病態が混在し、疾患異種性が強いため、その診断妥当性や信頼性は低く、精神疾患の病因・病態解明や治療法開発が困難な要因と考えられた。
本レジストリでは、診断カテゴリーを超え、特定の神経回路に基づく機能ドメイン(負の感情価、正の感情価、認知機能、社会情報処理、覚醒・制御)を中心に据えたResearch Domain Criteria:RDoC(Insel et al, 2010)に基づいて、データ項目の選択を行い、機能ドメインの生物学的病態を明らかにすることにより、疾患異種性を克服し、客観的診断法、治療法開発と最適化を実現し、新たな疾患概念の確立を目指している。患者情報を、第1層:基本情報(人口統計学的情報等)、第2層:臨床情報(機能ドメインを反映する臨床評価を含む情報)、第3層:生体情報の3層に分け収集し、縦断的なフォローアップは、スマホのePRO(electronic patient-reported outcome)を活用して患者に直接アクセスし、不安、気分、睡眠、社会機能、QOL、薬物等の入力を可能にするシステムを構築した。
さらに、リアルワールドデータの1つであるレジストリデータによる医薬品・医療機器開発の促進を国が進めることに呼応し、特定臨床研究等で収集する疾患特異的な評価尺度(HAMD等)を用いて得られた症状重症度を新規項目として入力し、薬物等の治療介入に関する詳細な情報とともに、システムバリデーションを実施したEDC(Electronic Data Capture)に収集、管理するシステムを構築した。
昨年度からAMEDマイレジストリ研究班において、マイレジストリを活用した医薬品、医療機器並びにプログラム医療機器の薬事承認獲得を目指している。
本シンポジウムでは、(1)マイレジストリにおける薬事承認にむけたシステム開発にふれ、(2)レジストリ活用による医療機器、プログラム医療機器開発の紹介、さらに薬事承認やデータ利活用を促進する、(3)非構造化データの定量化手法開発、(4)マイレジストリにおけるPPI促進の取り組みについて紹介し、今後の精神科領域におけるレジストリの意義と展望、課題について、議論する。
精神科領域における従来の診断カテゴリーには、多様な病態が混在し、疾患異種性が強いため、その診断妥当性や信頼性は低く、精神疾患の病因・病態解明や治療法開発が困難な要因と考えられた。
本レジストリでは、診断カテゴリーを超え、特定の神経回路に基づく機能ドメイン(負の感情価、正の感情価、認知機能、社会情報処理、覚醒・制御)を中心に据えたResearch Domain Criteria:RDoC(Insel et al, 2010)に基づいて、データ項目の選択を行い、機能ドメインの生物学的病態を明らかにすることにより、疾患異種性を克服し、客観的診断法、治療法開発と最適化を実現し、新たな疾患概念の確立を目指している。患者情報を、第1層:基本情報(人口統計学的情報等)、第2層:臨床情報(機能ドメインを反映する臨床評価を含む情報)、第3層:生体情報の3層に分け収集し、縦断的なフォローアップは、スマホのePRO(electronic patient-reported outcome)を活用して患者に直接アクセスし、不安、気分、睡眠、社会機能、QOL、薬物等の入力を可能にするシステムを構築した。
さらに、リアルワールドデータの1つであるレジストリデータによる医薬品・医療機器開発の促進を国が進めることに呼応し、特定臨床研究等で収集する疾患特異的な評価尺度(HAMD等)を用いて得られた症状重症度を新規項目として入力し、薬物等の治療介入に関する詳細な情報とともに、システムバリデーションを実施したEDC(Electronic Data Capture)に収集、管理するシステムを構築した。
昨年度からAMEDマイレジストリ研究班において、マイレジストリを活用した医薬品、医療機器並びにプログラム医療機器の薬事承認獲得を目指している。
本シンポジウムでは、(1)マイレジストリにおける薬事承認にむけたシステム開発にふれ、(2)レジストリ活用による医療機器、プログラム医療機器開発の紹介、さらに薬事承認やデータ利活用を促進する、(3)非構造化データの定量化手法開発、(4)マイレジストリにおけるPPI促進の取り組みについて紹介し、今後の精神科領域におけるレジストリの意義と展望、課題について、議論する。
[SY6-1]マイレジストリ(精神疾患レジストリ)の概要と薬事承認について
竹田 和良1, 小居 秀紀2, 橋本 亮太3, 野田 隆政4, 沖田 恭治4, 保谷 岳彦1, 岩田 正明5, 鬼頭 紳輔6, 久我 弘典7, 古郡 規雄8, 中込 和幸9 (1.国立精神・神経医療研究センター病院臨床研究・教育研修部門情報管理・解析部, 2.杏林大学医学部付属病院臨床研究センター, 3.国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部, 4.国立精神・神経医療研究センター病院精神診療部, 5.鳥取大学医学部脳神経医科学講座精神行動医学分野, 6.東京慈恵会医科大学精神医学講座, 7.国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター, 8.獨協医科大学精神神経医学講座, 9.国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
[SY6-2]マイレジストリを活用したけいれん療法用磁気刺激装置の研究開発:医師主導治験の進捗状況
鬼頭 伸輔 (東京慈恵会医科大学精神医学講座)
[SY6-3]マイレジストリを活用したプログラム医療機器承認への取り組み-CBTアプリ-
久我 弘典 (国立精神神経医療研究センター認知行動療法センター)
[SY6-4]大規模言語モデルを用いた精神疾患レジストリ非構造化データの定量化手法の開発
今井 健1, 香川 隆生1, 竹田 和良2, 中込 和幸2 (1.東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター医工情報学部門, 2.国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)
[SY6-5]マイレジストリにおけるPPI促進について
沖田 恭治, 山口 創生, 川口 敬之, 臼井 香, 中川路 太一, 竹田 和良 (国立精神・神経医療研究センター)
[SY6-S1]指定発言
一村 昌彦 (国立がん研究センター中央病院)
[SY6-S2]指定発言
田中 桜 (日本医療研究開発機構(AMED)データ利活用・ライフコース研究開発事業部)
